太陽のサーカス、シルク・ドゥ・ソレイユを初めて観に行った!
サーカスは子どもの頃、従兄弟と伯父、父親の4人で観に行って以来である。
サーカスという言葉にはノスタルジックな響きがある。テントという簡易な小屋の中で、夢のような時間が流れる。ポップコーンにジュース。空中ブランコの離れ業、猛獣たちのコミカルな芸。
目指すはお台場である。
実寸大のガンダムがお出迎えである。こんなのが宇宙空間で戦っているのかあ。宇宙は無重力だから大丈夫なのか、などと考えながら通り過ぎる。
「キュリオス」開場までには時間があるので、ヴィーナスフォートへと向かう。
入ってすぐに、クラシックカーを展示していた!! すごい! ホンダのS800にはじまり、なんとMGのTCまで展示してあった!
シャレードの大型看板。こちらは切手がキーになる映画である。
昭和のレトロな街並みが再現され、懐かしのスポーツカーが並んでいた。
ウィンドーショッピングをして、いざ!お食事である。
本日のディナーは、レモネードと海鮮ばらちらしである。
ネタが思ったよりも新鮮で美味しかった。こちらはまぐろ丼のお店とRUBY CAFÉのメニューである。
さあ、おまちかねのサーカスの時間。
KURIOS -CABINET DES CUEIOSITES- .
「キュリオス」というのは、「好奇心」と「骨董品」を掛け合わせた意味だそうだ。
副題は「驚異の部屋」。15~18世紀にヨーロッパで作られた、世界の珍しい品々を集めた部屋のことである。
科学技術の黎明期に、人々が憧れていたものや、好奇心を持って迎えられていたもの、そうした象徴が至る所に装飾されている。真空管やアンテナ、大小様々の歯車、蓄音機。スチーム・パンクの世界観である。もう、それだけでわくわくしてくるのだ。
舞台の時計がゆっくりと動く。
11:11。
欧米では「願いの叶う瞬間」と信じられている、神秘の時間である。主人公のシーカーが、この願いのかなう1分の間に様々な冒険をするというストーリーだ。
次々に素晴らしい技が披露されて、息つく暇もないほどだった!私が特に気に入った演目をご紹介しよう!
★ロシアン・クレードル・・・男性が女性を空中に放り投げ、女性は様々な回転技を披露する。まるで、人間による空中ブランコだ。
★エアリアル・バイシクル・・・空中にぶら下がった自転車にのって、命綱なしで女性がアクロバット。はらはら・どきどきの空中技である。
★バランシング・チェア・・・ディナーのテーブルに男性が次々と椅子を積み上げてその上でポーズを取る。段々と高くなっていくその先を見つめると、なんと天井にもテーブルが逆さまに!まるで上下でかがみ写しになっているような、パラレルワールドを同時に見ているような、不思議な感覚になる。
他にも、ローラ・ボーラという驚異のバランス男が登場したり、トランポリンで天井にぶつかるくらいに人が飛び上がったり、開場も感嘆のため息が漏れっぱなしであった。
とうとうフィナーレ!最後の数分間だけ、携帯電話による撮影が許可された。出演者の皆さんに手を振りながら、写真を撮った。終わった後が、何だか切ない。
時計は11:12を指していた。
音楽もとっても素敵だったので、思わず記念にCD、その他色々購入。ガチャも回して一番欲しい「ビッグ・アイ」のマークをゲット! エアリアル・バイシクルの素敵なブックマークも購入した。
シルク・ドゥ・ソレイユは昔ながらのサーカスのお祭り騒ぎや、ノスタルジックな雰囲気を持ちつつ、様々な演目は最先端の技術と、なにより人間の驚異の身体能力によって成り立っており、間違いなく世界最高峰のサーカスなのだなあと感じた次第である。
久しぶりに、手に汗握るスリルと興奮を味わった。
夢のような素敵な時間だった。
【参考サイト】
・キュリオス公式サイト http://www.kurios.jp/index.html