先日、南米から体験レッスンに来られた方が、
愛犬のシバイヌを水墨画で描きたい、とおっしゃるので、
基本の筆法などを交えながらお稽古をしました。
愛犬のお名前は「ハル」だそうです。
メスだったら「ハルカ」にしようと思っていて、
オスだったので「ハル」にした、との事。
日本語のセンスが良くて、どうして分かったの?と聞くと、
インターネットで検索して見当をつけた、とおっしゃって
器用だなあと感心してしまいました。
「日本人みたいな目が描きたい!どうやるの?」と言われましたが
私の方がよく分からず、「これ?」「これじゃない?」と いくつか描いて見せましたが、
ハズレだった模様。
結局、こちらの画像にあるような、
黒目がちな釣り目、が
正解のようでした。
その他、犬談義で大笑いしながらの水墨画稽古となりました。
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アメリカの方、
円相をお稽古しました。
白隠和尚の有名な円相図を参考にしながら
描いたのですが、
この まるで柳の枝が揺れている様な 独特の円相・・・。
人それぞれ 毎回違う円相を描くものだなあ、とつくづく
見入ってしまいました。
本人は「線の最後が繋がらないと、私の人生はどうなるのか、っていう気分がして
途中からもの凄い集中力が出ました。でも、これなら許せる。」
とニコニコしていらっしゃいました。
人それぞれの円
人それぞれの人生
水墨画のいつまでも新鮮でおもしろい側面です。
琳派墨絵クラブ