琳派墨絵保存倶楽部・部誌 「なてし子」

江戸琳派の祖、酒井抱一家に伝来する本格的な琳派の画法を継承している「琳派墨絵保存倶楽部」の活動日誌ブログです。

虎の水墨画

2021年09月28日 | 琳派、日本画、酒井抱一

水墨画クラスでは、

9月に入った頃から
 
「年賀状、どうしようか?」
「お正月に飾る絵がないんですけど。」
 
という話題が出て、
講師を勤めている私の方が
「ええっ!まだ早いんじゃない。
まだまだこんなに夏なのに。」
と慌てるくらい、
皆さん 気が早い のです。
 
秋のモチーフも素敵なので、
私としてはゆっくり秋を堪能し、
お正月直前に準備すれば…
年の瀬らしくていいじゃない…。
と思っているのですが
 
さすが、水墨画クラスに通われる方は
悠々と時間を過ごしていらっしゃいます。
 
でも、老若男女といいますか、
若い方が多くて
多国籍なんですよ!
 
ーーー
 
オーストラリアからの生徒さん(日本在住)、
10月中に
念願の
「山伏の修行」に行かれるそうです。
 
山伏(やまぶし)という言葉、
久しぶりに聴けて
新鮮でした!
 
ご本人曰く、
「山伏は、日本の神道と仏教の融合した、
珍しい形式の伝統的な宗教スタイルだから、
日本在住のうちに、
どうしても 知りたかった。」
 
悲願叶って
本当によかったです。
 
ーーー
 
こちらの写真は
山伏修行前に、
完成させたいという
虎の水墨画です。
(1枚目は私が筆法など説明しながら描いたもの)
(2枚目はオーストラリア人の生徒さん 練習)
(3枚目私がハンドブックに描いて渡したお手本)
 
この記事についてブログを書く
« おみなえし | トップ | 「いきがい」 »
最新の画像もっと見る