美味!な日々

2020年9月の観劇録(その1)

暑いのが苦手な為、8月は大人しくしていましたが、少しずつ涼しくなってきたこともあり、劇場での観劇も再開です。withコロナの時代ですので、配信も活用しつつ…。

わたしの耳@配信(新国立劇場・小劇場)
同じ劇作家の作品(どちらも三人芝居)を2連続上演&キャストが好きな俳優さん達!の一作品目『わたしの耳』。これも劇場に行くか悩みましたが、三人芝居だし小劇場だし配信でも観やすいのではないかと思い、配信での観劇にしました。
前半はこれはラブコメか?と思いながら演者の会話を楽しんでいましたが、後半はおやおや?おやおや?という感じで、最終的には、何だか切ない気分に…。ただ、その後を想像するのは楽しいお芝居だな、と思いました。二作品目の『あなたの目』も楽しみだけど、配信日程は予定が合わず…何とか劇場に行こうかなぁ。
役者陣は、趣里ちゃんもウエンツくんも良かったし、かもめんたるの岩崎う大氏もなかなかのもの。あとで知ったけどテッドは20歳台の設定だとか。キャスティングの妙というヤツでしょうか。視聴中ずっとボブ(ウエンツ瑛士)のかなり年上の友人なんだと勝手に思ってました(笑)。

十二人の怒れる男@シアターコクーン
いやぁ、半年ぶりの劇場での生観劇。『ジャージー・ボーイズ イン コンサート』は結局劇場でも観たものの、あれは一応コンサートだったので。久しぶりのシアターコクーン、ロビーに入ったら、何故か初めて来たみたいに意味不明にキョロキョロしちゃいました(苦笑)。
今作は、一応、堤真一が座長のようでしたが、陪審員役は全員出ずっぱりの舞台なので、全員主役のようなもの。12人がほぼずーっと舞台上に居るので、目が足りないよ!と叫びたくなるくらい見応え有りでした。観ながら、そういえば自粛期間中に観た朗読劇『12人の優しい日本人』(この戯曲の設定等パロディが随所に出てくる戯曲)にも梶原善さん出てたなぁ、、、とふと思い出して一人でニンマリしてみたり、映像では見慣れてきたものの石丸幹二がストレートプレイに出るのは珍しいなぁと思ったり。あと、基本、タイトル通りほぼ全員何かしら「怒る」のですが、山崎一さんと吉見一豊さんのお二人は役柄的に怒りの表現が凄まじく、体力含め毎回大変だろうな…と少々気の毒になるくらいスゴかった。飛沫対策で最前列+αはフェイスシールド付きにもなるのも納得、のスゴさです。何だろう、舞台経験をそれなりに重ねているはずの溝端淳平と永山絢斗もこのキャスト陣に入るとちょいと霞んじゃう感じ。個人的には、ベテラン中のベテランで蜷川舞台で何回か拝見していた青山達三さんがダントツ良かったです。
舞台がセンターステージ形式で机を囲んだ形のお芝居だった事もあり、別の席で別の角度で何回か観てみたい!と思わせるお芝居でした。(でもこの舞台、チケットがなかなかの激戦なのよねぇ。。。。)

ビリー・エリオット@赤坂ACTシアター
バレエのお話ということだけしか知らず、予習せずに行きました。
ビリー役をはじめとする子役たちが大活躍のミュージカルで、客席に親子連れ多数なのはわかる。でも、時代背景とかストライキとか子供には全く理解できないだろうなぁというストーリーなので、やはり大人向けミュージカルです。
ミュージカルとしては予想以上に良かった!まず、エルトン・ジョンによる楽曲が良かった~。特に大人男性キャスト達がアカペラで歌う曲。染みました。次にダンス!大人キャストに負けず、子役たちもビリーやマイケルのタップダンスを始め、色んな種類のダンスをこなしていてレベルが高くて凄かったです。フライングでのダンスにもびっくり&感心。そしてやはりストーリー。みんながカンパするシーンは泣けたな~。次再演があったら、恐らくまた行く。
それにしても、今回、劇場が広いせいか、開演前や休憩中に客席内を子供達がどうしても走り回ってしまう…のには通路側の席だったこともあり、少々参りました(苦笑)。学校じゃないけど、親や係員が走らないよう注意してほしかったくらい。
あと、大劇場だから絶対分散退場だろうと思って、カーテンコールのスタオベ後に着席して案内を待とうとしたら、分散退場が一切無かったのにもびっくりしました。帝劇やシアターコクーンよりゆるい気がするのは気のせいかしら。

 

 

 

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