2024年11月の観劇録(その3)

プロデューサーズ＠東急シアターオーブ
東宝が数年越しでまた『プロデューサーズ』をやる！しかも演出は福田さんじゃない！それは比較の意味でも観に行かなくては！でチケットを取りました(笑)
マックスはレオより年上の設定だと思うし、マックスはプロデューサー業中堅という設定だろうから、キャスティングに少々違和感有りつつも、2幕のあらすじ振返りシーンは体力無いと辛そうだし…(なので、前回の井上芳雄とWレオはキャスティングとしてはちょうど良かったなぁと思いました。)
もう新納＆神里コンビも島田歌穂しゃんも岸祐二もサイコー。海外演出家なのに、日本のスタッフが優秀なのか、内輪ウケ狙いでもアドリブでも無い小ネタがそれなりに散りばめられていて、面白かったです。
何か予想外に(運良くというべきか)、チケットが当たり過ぎてしまい、(公式リセールも無かったので、)2回目以降は新納ロジャー＆神里カルメンを観に行っていた感じ。新納氏の漫談コーナー、毎回面白くてね〜、それでいて新納さんは歌唱＆演技のクオリティも高いから、毎回拍手喝采してました。そして毎回の漫談に対する神里カルメンの感想というかヤジというかも面白くてねぇ。あのペア最高でした。あとは王林ちゃんが驚くほど完璧！こちらも初舞台・初ミュージカルとは思えないクオリティを見せてくれていて、もっと舞台やるべき！と感心しました。

ロボット＠シアタートラム
進化するロボットと退化する人間をシニカルに対比したような作品。いっけいさんのくるくる変わる表情がとてもいい。水田くんもまぁ様も新しい一面が開かれた感じで且つ自然で良かったです。そして脇を固めるキャスト陣も、思っていた通りに素晴らしく、ナイスキャスティング！でした。
ノゾエさんの演出が素晴らしいということでもあるのだろうなぁ。1920年の戯曲とは思えないリアリティでした。

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ロボット(R.U.R) (岩波文庫 赤 774-2) カレル・チャペック 岩波書店