お話自体は…小難しくて文学的でなんとなく退廃的で…な感じでした。ストーリーもセリフも共感できる部分がほとんどなくて、偏見ではなく男性向きの内容だと感じました。シンプルすぎ!と思っていた舞台装置が意外と凝っていて驚かされたり、「太っている」というセリフから、「さっき出ていた太めの役者さんが演じるに違いない」と思い込んでいた役を大森さんが詰め物一杯の衣装でわざわざ演じているところなどはかなり面白い演出だったなぁ。あと、パンフレットのインタビューで仲村トオルが相手役を演じる役者が変わると同じセリフでも言われたときの感じ方が全然違う、というようなことを言っていたのが印象的でした。なるほど、、、だから、「再演」とはいっても同じモノにならないんだよなー。勉強になるなー。
仲村トオルは前に『抜け穴の会議室』を観たときと同様、何だかまだ「舞台もやる人(やれる人)」という感じがしなくて、観ていて不思議(笑)。でも舞台でも出来る人です、確実に。そしてカッコイイ。。。田中圭は悪くは無かったけど、早口&テンション高めのセリフが身に付いていない感じで、上ずった声が気になりました。初舞台の『死ぬまでの短い時間』の方が断然良かったなぁ。娼婦役などを演じた初音映莉子、カーテンコールでは何故だかびっくりするくらい無表情で…いい演技だったから拍手を送っていたのに…あれにはがっかりだったなぁ。
★★本日の客席★★
銀粉蝶さんと、イキウメの前川知大さんをお見かけしました~。
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