さてさて、映画は八嶋智人と佐藤江梨子扮する夫婦の短いけれど愛情にあふれた夫婦生活の物語。織田作之助の短編小説を元にしたお話とのこと。
~~~~以降はちとネタバレ含みます。~~~~
なんかねぇ、サトエリが案外あっけなく死んでしまうんですよ。ただ、死んでしまってからが泣ける泣ける。実家に手紙を…なんてクダリはいかんです。乳がんに関しては同じ女性として切なすぎました。
夫の寺ちゃん(八嶋智人)は教師のくせに、いや、教師だからかもしれませんが、馬鹿がつくほどお人好しでちょっと世間知らずで…とある意味どうしようもないオトコなのですが、そんなオトコに愛され、愛してしまった一代さん(サトエリ)が愛らしくて切なくて。思い込んだらまっしぐらの寺ちゃんは最初はかわいらしいのですが、どんどんエスカレートしていく姿は滑稽で哀しくて…あの「壺」!あり得ませんって。。。愛し合っているという意味では素敵な夫婦でしたが、それ以外は不幸まっしぐらと言う感じで見終わってやりきれなさが残りました。今一度「夫婦」を見つめなおしてみたくなる、そんな映画でした。
佐藤浩市がちょい役かと思いきや、キーパーソンとして後半大活躍。競馬場で燃える姿やビールを美味しそうに飲む姿にはCMでお馴染みのあの2社の影を感じずにはいられませんでしたが(笑)。
秋深き@映画生活
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