全体的には面白いエンターテイメント作品でした。
CG、VFXを多用している辺りが、何となくハリウッドチックですね。
『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ(まだ観た事ないですが…)と
同じスタッフが作ったという触れ込みだったので、
勝手に所々ほのぼの感のあるアクション映画なのかしらと思っていたら、
冒頭からダークシーンの連続だったのでびっくりしました。
特に主人公平吉(金城武)が二十面相と間違えられて捕まる辺りは
子供には見せたくない映像がチラホラ。
このダークな流れの中、1シーンだけなのに、
松重豊が強烈な印象を残してくれます。
松たか子演じるお嬢様と平吉が出会う場面から、
エンターテイメントとして徐々に面白くなっていき、
ラストまでグイグイっと引っ張っていってくれました。
時代設定は昭和初期なのですが、
「第二次世界大戦の無かった別の世界」が舞台という設定はとってもズルイ。
そして『魍魎の匣』と同じく上海ロケですぜ…。
さすがにCGなどを多用しているだけあって、『魍魎の匣』ほど違和感は無かったですけどね。
明智小五郎役の仲村トオルと小林少年役の本郷奏多は
キャラクターがキャラクターだから仕方がないといえばそうなのですが、
優等生然としていてあんまり面白くなかったです。
トオルさんは今年のマイワーストランキングに
確実に入るであろう駄作『少林少女』で演じていた役を思い出してしまいました(苦笑)。
國村隼&高島礼子が演じるいい感じの夫婦と、
松たか子の爽やかな可愛さがとても印象に残りました。
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