本日読了。諸田作品を読んでいつも思うのですが、諸田さんの描く主人公の女性はカッコいいですよねぇ。本作はお鳥見女房シリーズの二作目で、御鳥見役の妻である珠世を中心とした矢島家の物語です。珠世を始めとして矢島家には素敵な(カッコいい)女性がたくさんいて、一作目同様心温まる短編集になっています。本作のラストはとても感動的で、涙をこらえるのがかなり大変でした。電車の中で読んでいたので、ごまかす為にあくびのフリを一杯する羽目に。。。(笑)一応裏表紙のあらすじには「清爽人情話」とありますが、もちろん時代物でもあり、ちょっとしたミステリー的要素も入っていて、読んでいてハラハラしたり、感動でジーンとしたり、、、と、時代小説の中でも大好きなシリーズです。 蛍の行方―お鳥見女房 (新潮文庫)諸田 玲子新潮社このアイテムの詳細を見る