9月23日、秋分の日のおだやかな天候のもと、合掌の郷・倫勝寺にて秋彼岸合同供養法要が行われました。
以前から御案内の通り、午前11時から合掌の郷合同供養墓「さんぜ」の法要、
午後2時から馬頭琴奏者・セーンジャーさんのコンサート、そして3時から本堂で合同供養が行われました。
このお彼岸は「シルバーウイーク」連休中ということもあり、19日の土曜日から連日大勢の方がお参りに見えられました。
以前は彼岸お中日にお参りが集中し霊園周辺が大渋滞になることもが多かったのですが、お参りに来る日が分散されてきたのでしょうか、
最近は特にそういうこともあまりなくなりました。
また、連休中は東戸塚駅から毎日小型の送迎バスを運航したり駐車場整理の方を増員したりいたしましたので、
皆様にご不便をおかけすることもすくなくなったかと思います。
さて、合掌の郷合同供養墓「さんぜ」は3人の仏様、お釈迦様、阿弥陀様、弥勒様と一緒に
過去・現在・未来の三世にわたって故人さま方を供養し、お休みいただく場です。
11時からのご供養では、倫勝寺役員をはじめ、
納骨されている方のお身内のかたや霊園にお参りに来られた方々にもご焼香をいただき、
今年の締めくくりの法要を無事に務めさせていただきました。
「さんぜ」に納骨されている方は、毎年春秋彼岸会と施食会の3度、墓前での合同供養だけでなく、
献牌供養の方同様、毎朝の本堂でのおつとめの際、月命日にあたる日に御供養の読経を受けられています。
3時からの合同法要に先立ち、2時からはセーンジャーさんの馬頭琴のコンサートが行われました。
天気も良く、また連休最終日ということもあって会場の本堂には入りきれないほどの方が足を運ばれました。
一階ホールの椅子席も満員。合わせて500人近くの方が来場され、馬頭琴の音色を堪能されたようです。
故郷に帰って身内の前で演奏する時が一番緊張するそうですが、今回も同じように少し緊張したそうです。
椅子席のホールではなく、皆さん胡坐をかいたり坐って静かに聞いている姿勢がそんなことを思い出させたのでしょうか。
黄色の民族衣装に身を包んでの演奏は噂にたがわぬ素晴らしいもので、
時にのんびりとおだやかな風のように、また時には荒馬を走らせるような強く激しいリズムで、
馬頭琴から紡ぎだされるその音色は非常に素晴らしいものでした。
百聞は一見に如かず、実にすばらしいです、お勧めします。
聴きながらふと気付いたのは、モンゴルの民謡や古曲は、日本人にもなじみやすいメロディーのようだということです。
どの曲もどこかで聞いたことのあるような、懐かしい気持ちにさせられました。
今回はセーンジャーさんのCD「星のささやき」や「恋情」にも参加されているパーカッションの武藤智史さんも共演され、
見事な演奏を披露してくれました。
いろんな楽器を叩いたり、こすったり、斜めにしたり、風の音、川のせせらぎの音や蹄の音など様々な音を出して
馬頭琴の演奏に奥行きを出してくれていました。
韓流スターのようなおっとりしたおだやかな顔立ちも人気の一つでしょうが、実に気骨のしっかりした方と思いました。
12歳から本格的に馬頭琴を始めたとのことでしたが、日本に来てからも相当努力をされたのだとおもいます。
これからも頑張ってほしいですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日のおまけ
コンサートのために、午前10時過ぎには市川から倫勝寺に到着した演奏者のお二人。
楽器や器材のセッティングをし、入念にリハーサルを繰り返していました。
忙しくても笑顔を忘れないところが、いいですねえ(^^) 見習わなくちゃね。
法要後のおもてなし料理の盛り付けをする裏方さん。
いろんな方の力があって、法要はスムーズに進むのですね。
皆さん、お疲れさまでした。
今日はここまで。