過去に喫煙歴のある人が新型コロナウイルスに感染した場合の重症化リスクは、喫煙していない人に比べ、男性で1・5倍、女性で1・9倍に高まるとの研究結果を、国立国際医療研究センターのチームが18日発表した。
新型コロナウイルス
2020年1月~21年2月、全国の医療機関に入院した新型コロナ患者約1万7000人の喫煙歴と重症度を分析した。
持病別にみると、慢性 閉塞
へいそく
性肺疾患(COPD)の患者が重症化するリスクは、男性で2倍、女性で8倍、うっ血性心不全では男性3倍、女性2倍だった。
また、過去に喫煙歴がある人がCOPDになるリスクは、喫煙歴のない人に比べ、男性で7倍、女性で14倍と高かった。
同センター臨床研究統括部の松下由実・教育研修室長は「喫煙に伴い様々な病気にかかることも、重症化リスクの上昇に影響しているとみられる」と指摘する。
オミクロン株は「ワクチン4回接種」でも防げない! イスラエルの研究で判明、3回目どうする
下記の記事は日刊ゲンダイデジタル様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。
やっぱりオミクロンには、ワクチンの効果は薄いのか。今や感染者の半数近くがブレークスルー感染だ。沖縄では、3回目の接種を完了した人も感染している。
イスラエルで実施された研究によると、何と4回接種しても感染を予防できないという。抗体は増えるものの、4回接種後も感染した例が報告されている。
現在、イスラエルでは、60歳以上の高齢者や医療関係者を対象に4回目接種を進め、これまでに50万人以上が4回目の接種を終えている。
研究は、イスラエル最大級の医療機関シェバ・メディカルセンターで行われた。ワクチンを4回接種した医療関係者154人について、接種から2週間後の抗体レベルなどを調べた。3回目接種の後よりもわずかに抗体は上昇したが、オミクロン株に対しては「部分的な防御」しかもたらさなかったという。
主任研究員は、リスクの高い人への4回目接種は支持するが、対象を全国民に広げることには慎重な姿勢を見せている。
これから日本は3回目の接種をスタートするが、あまり予防効果は期待しない方がいいのか。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏(内科医)はこう言う。
「現在、使われているワクチンがオミクロン株に対して効果が低いのは、すでに分かっていたことです。やはり、オミクロン株に対応する新しいワクチンを打った方がいいでしょう。すでにファイザーは、オミクロン株に対応した新しいワクチンの生産を開始し、3月にも提供する予定です。恐らくイスラエルは、すぐに新しいワクチンの接種を始めるはずです。いずれ新型コロナのワクチンも、インフルエンザワクチンのように型に合わせて打つようになると思います。mRNAワクチンは、変異に応じた新製品を容易に開発できるメリットがある。でも、日本に新しいワクチンが入ってくるのは、まだまだ先でしょう。何しろ既存のワクチンの入手も難しい状態です。でも、たとえ効果が低くても、打たないよりは打った方がいいい。3回目の接種を進めるべきでしょう」
一体、岸田政権のワクチン対応は、先進国に比べて何周遅れているのか。
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