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階段の上り下りなどで違和感や痛み 変形性ひざ関節症の国内患者は1000万人

2021-11-02 13:30:00 | 日記

下記の記事はヨミドクターからの借用(コピー)です。

50代にもなると、しゃがみこみや階段の上り下りなど、以前は何ともなかった動作で、ひざの違和感や痛みを覚える方が増えてきます。こういった違和感や痛みは多くの場合、関節を構成している組織が年齢とともに変化したために生じます。
 年齢とともに肌のツヤや弾力がなくなるのは誰もが経験することですが、同じような変化は、程度の差はあっても全身のどの組織にも起こります。関節も例外ではなく、骨の表面を覆う軟骨や、骨をつないでいる靭帯じんたいに年齢による変化が起こる結果、違和感や痛みを感じるようになるわけです。
 しかし、多少の違和感や痛みであれば時間とともに治ることがほとんどですし、気になって近くの整形外科を受診してレントゲンを撮ってみても、大抵の場合、特別な異常が見られません。これには、通常のレントゲンでは基本的には骨の形しかわからないため、関節の細かな変化がとらえられないことも関係しています。
 MRIは、磁石の力を使って体の内部を画像として調べることができる検査ですが、この検査を行うと、関節の変化が普通のレントゲンよりずっと詳しく知ることができます。
50歳以上でひざ関節に変化なしは11%のみ
 アメリカのある地区に住んでいる50歳以上の方700名以上について、MRIによってひざの関節を調べた結果が2012年に報告されました。
 この調査では、ひざの症状の有無にかかわらず、無作為に対象者を選んでMRIを行ったのですが、その結果、ひざ関節に年齢による変化が全くみられなかった人は全体の11%しかいなかったそうです(Guermazi Aほか, BMJ 345:e5339, 2012)。つまり中年以降になると、ほとんどの方がひざに年齢に伴う変化が起きていると考えられます。ひざの違和感は、こういった変化に関係して生じるわけです。
 いきなり不安になるようなことを書いてしまいましたが、幸いなことに中年以降に起こるひざの違和感のほとんどは病気の範囲には入りませんし、いくつか気をつけるべきことはあっても、薬を使っての治療は普通は必要ありません。
 ただ、人によっては痛みや違和感の程度が強く、普段の生活や仕事に差し支えるようになることもあります。そうなると病気の範囲に入り、医師による治療が必要になります。このように、年齢による変化によって、関節に痛みなどの症状が生じた状態が変形性関節症です。変形性関節症が最も問題となるのはひざ関節
 高齢化が進み、日本は今や世界一の高齢化社会となっています。このため、変形性関節症で困る患者さんの数も増加しています。変形性関節症は全身のどの関節にも生じる病気ですが、最も起こりやすいのは、実は手の指の関節と言われています。実際、年配の方には手の指の関節が変形しているのを見かけることが少なくありません。
 しかし、日常生活への影響が大きいのは、ひざ関節の変形性関節症(変形性ひざ関節症)です。ひざ関節は、立ったり歩いたりするときに必ず使う関節ですので、この関節の調子が悪くなると普段の生活に大きな支障が生じてしまいます。
変形性ひざ関節症 潜在的患者も含めると推定3000万人
 では、どれくらいの方が変形性ひざ関節症にかかっているのでしょうか。少し前の調査結果になりますが、日本国内で治療が必要な変形性ひざ関節症の患者さんの数はおよそ1000万人、潜在的な患者さんも含めるとおよそ3000万人と推定されています。(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/07/dl/s0701-5a.pdf )。
 やはり、かなりの数の方がひざの痛みで苦しんでいることがわかると思います。あれ、でもこの結果、少し不思議に思いませんか? この結果は「潜在的な患者さん」が「治療が必要な患者さん」の2倍もいることを示しています。そもそも「潜在的な患者さん」と「治療が必要な患者さん」の違いとは? じつは、この一見、矛盾したようにも見える記述のウラには変形性関節症という病気の複雑さが潜んでいるのです。変形性ひざ関節症という病気とその複雑さについて、次回以降お話ししていきたいと思います。
(福井尚志 東京大学大学院教授)

福井 尚志(ふくい・なおし)
 東京大学大学院総合文化研究科教授。
 1960年生まれ。東京大学医学部卒。整形外科専門医。医学博士。独立行政法人国立病院機構相模原臨床研究センター客員研究員。日本整形外科学会、国際変形性関節症学会会員。ひざ関節の疾患を専門とし、特に変形性ひざ関節症については20年以上にわたって研究を続けている。

追記:私も膝・腰痛で悩んでいます。何年も前に膝にヒアルロン酸注射をしてもらいましたが効果なく現在はロキソニンテープ(処方)とドラックストアで購入したピップエレキバン200ミリテスラを交互に貼っています。ロキソニンテープ毎日続けて貼ると(毎日張り替える)かぶれが出ますし、ピップエレキバンも長く貼ると皮膚を傷めます。ピップエレキバンは永久磁石ですのでそれを止めるテープを変えれば消費しません。そのテープは100ショップで売っていますがダイソーが一番良いようです。それでも長く歩けませんのである日、散歩中にももをうんと上げて踵から着地したらひざに痛みを感じません。初めのころは心臓が苦しくてすぐに休憩しましたが、今は500メートルくらいは休憩なしで歩けます(大型スーパーの間の距離、休憩用のいすを利用するため)。腰の横に手を当てると股関節が動いてるのを感じます。腰の痛みもなくなります。整形外科の先生に話をするとそれは面白い続けください言われて歩くのが楽しくなりました。入浴の際はロキソニンは取りますが、ピップエレキバンは膝サポータをすれば剝がれませんので3,4日はそのままで行きます。



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