下記の記事はダイアモンドオンライン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。
オミクロン株での感染者が急増しています。誰がいつ感染してもおかしくない状況です。そこで、感染していない今のうちに、準備しておくべきものをリストにしました。さらに、もし同居する誰かが感染したらどうしたらいいのでしょうか。感染症専門家の岡田晴恵氏が上梓した『新型コロナ自宅療養完全マニュアル』(実業之日本社)の一部を抜粋・編集し、オミクロン株の状況に合わせて内容を更新して、今備えるべき知識を伝えます。(白鴎大学教育学部教授 岡田晴恵)
岡田晴恵氏
オミクロン株への対策は?自宅療養に必要な準備
オミクロン株は主に鼻や喉、気管支などで増えやすく、軽症化の傾向がみられ、肺炎などの重症化率は下がっているとされています。一方、上気道で増えやすいため、ウイルスを外に出しやすく、ウイルス増殖が速いため感染力は強くなっています。潜伏期間も約3日と短くなっています。
現時点の感染者の多くが若い人のため、若年層を中心としたデータのために重症化率が低いという可能性が残りますので、このデータをもってして高齢者の症状、重症化リスク等についての楽観視はできません。今後、感染者数が増大すれば、高齢者や基礎疾患をもつ人にも感染が及び、重症化する人が増えてくる可能性もあります。
また、米国では1月に17歳までの新規入院患者数が前週から倍増し、過去最高となっています。これまで子どもに関しては新型コロナの重症化リスクは低いとされていましたが、オミクロン株では違うかもしれません。後遺症についても、オミクロン株ではまだデータがなく不明なのです。
2回ワクチン接種した人や、これまで新型コロナに感染して回復した人でも感染していますから(ワクチンは重症化を阻止する効果はあるとみられています)、まずは「軽度」と楽観視せずに感染予防をすることが必要です。
今後、2月にかけて感染者数が増多し、その多くの方が自宅で療養するということになると考えられます。今回は、2020年に発行した拙著『新型コロナ自宅療養完全マニュアル』(実業之日本社)の一部を抜粋し、オミクロン株の状況に合わせて内容を更新して、今必要な自宅療養の準備と実際の療養方法を具体的事例で解説します。
看病をする際には服装にも注意が必要!
家族が感染してしまったら、緊急入院以外は自宅で安静にして療養することになります。
ひとり暮らしの場合は自分で行うことになりますが、家族と同居している場合には、他の家族に看病してもらうことになります。家庭内感染を防ぐためにも、看病をする人は感染に気を付けた服装をする必要があります。
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新型コロナウイルス感染症は、接触感染・飛沫感染・エアロゾル感染で感染すると考えられているので、それぞれに対応した準備をします。
まずは、接触感染を防ぐための手袋をはめます。これはビニール製のもので、使い捨てできるタイプがいいでしょう。続いて、飛沫・エアロゾル感染を防ぐために、マスク・ゴーグルを着用し、ビニールのカッパのような全身を覆うようなものを着ます。ゴーグルはメガネで代用も。部屋での看病後にも、接触した手袋やビニールのカッパ、ゴーグルなどの取り扱いには注意。マスクや手袋はきちんと処理し、ゴーグルやビニールのカッパは消毒、または洗浄して、手は必ず洗いましょう。もしカッパがなければビニール袋を切って使用し、その後捨てましょう。
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自宅療養で必要なものリスト
もし感染してしまったら、買い物に出ることはできません。ここでは、自宅療養をしなければならない場合に、どのようなものが必要になるのかについて考えます。
まず、食料品です。食欲がなくても食べられて、必要なカロリーが摂取できるものが必要です。レトルトのスープやおかゆ、ゼリー飲料、チョコレートなどもあったらよいでしょう。スポーツ飲料も必要です。また、少し食欲が回復したときのために、インスタント食品や缶詰なども用意します。
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次に、二次感染防止のためのマスクやゴーグル、ビニール袋。また、軽症で自宅療養するには、体温計はもちろん症状の重症度を分ける酸素飽和度を測る、パルスオキシメーターをできれば用意しておいた方がよいでしょう。
その他は、普段使用している風邪薬、1日に1人最低2リットルを推定した飲料水、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどが必要です。普段より消費量が多いことも考えておきましょう。また、地震対策の延長としても用意しておくと便利です。
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