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ワクチン3回目「受ける・受けない」プロたちの本音

2022-01-29 12:00:00 | 日記
下記の記事は東洋経済様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

オミクロン株の世界的感染拡大を受け、日本でも昨年12月より医療従事者を対象にした3度目のワクチン接種(ブースター接種)がスタートした。一般の人への接種時期の前倒しも検討されており、他国に比べて遅れているブースター接種を少しでも進めようと政府は躍起になっている。

当記事は「週刊女性PRIME」(運営:主婦と生活社)の提供記事です
一方で、1月11日には欧州連合(EU)の医薬品規制当局が「ブースター接種を頻繁に行うことで最終的には免疫力が低下するおそれがある」と警告を発した。
「ブースター接種は感染拡大を防ぐカギになる」とも「ワクチン接種は何度も繰り返すべきものではない」とも両極の意見が乱れ飛ぶなか、いざ自分に接種の順番が回ってきたときどうすればよいのか迷っている人も多いだろう。そこで週刊女性では、先行して3度目の接種が進む医療従事者を対象にブースター接種に関するアンケートを実施した。
まず、接種の意向について尋ねたところ、8割強の人が3度目の接種をすると回答。医療現場に携わる人たちの危機意識の高さが表れている一方、一部には接種しないという意見も。
接種しないという意見も
「あれだけ強行接種をしたのに第6波がきたので、接種する意味を感じない」(26歳・女性・看護師ほか)
(出典:週刊女性PRIME)
とワクチンの効果を疑問視する声も上がったが……。
「ワクチンの抗体は接種後6カ月で10分の1以下に低下するといわれています。しかし3回目の追加接種をすればウイルスの侵入を防ぐ中和抗体価が7.9~17.3倍になるというデータが出ていて、感染や重症化のリスクを下げられると考えられます」
そう話すのは、すずきこどもクリニックの院長、鈴木幹啓先生。現在拡大しているオミクロン株や、この先新しく発生するであろう変異株においても、ブースター接種の効果は見込めるという。
「特に医療従事者が感染してしまうと病院の機能が停止するおそれがあります。もちろん無理強いはできませんが、個人的には積極的に接種してほしいと思いますね」(鈴木先生、以下同)
接種を迷っている人の回答には「これまでの接種で副反応がひどかったので、もうつらい思いをしたくない」(36歳・女性・看護師ほか)と、副反応に対する不安の声も多く見られた。
(出典:週刊女性PRIME)
そこで、すでに3回目の接種を終えた人に副反応の実態を尋ねたところ、最も多かったのが「発熱」で、次いで「倦怠感」「接種部位の疼痛」が挙がった。なかには「接種後10時間ほどで40度の発熱があり、関節痛や頭痛も出た。完全に治るまで4日を要した」(35歳・女性・言語聴覚士)という人も。
(出典:週刊女性PRIME)
副反応は1、2回目より軽い
「データ上では3回目の接種の副反応は1、2回目に比べると軽いという数字の裏付けが出ています。特に発熱があったという例は2回目の接種に比べて半数程度と大きく下がっていますね。理論上はワクチンを打つほど副反応は大きくなるはずなのですが、公表されているデータを総合的に見る限りでは、副反応は1、2回目までの範囲内か、それ以下程度に収まっている人が多いようです」
接種後の副反応として、特に若年男性の間ではごくまれに心筋炎や心膜炎が疑われるケースもある。また、10代や20代の若年層は重症化のリスクが低いため、そもそもブースター接種が必要かという声も出ているが……。
「すでに2回接種している若年層の方にとっては、たしかに自分が3回目の接種をするメリットが薄いと感じる人もいるでしょう。ただし、自分が感染の媒介者にならないという意識は重要です。今回のアンケートでも“アレルギーがあり接種できない”といった意見があるように、打ちたくても打てない人もいます。また、若年層の人は“感染してもインフルエンザ程度ですむ”と思っていても、高齢者にとっては生死につながる場合もあるので、周りの人を守るために接種するという意義は十分にあると思います」
接種をするとなるともちろん備えも必要だろう。3回目の接種にあたって注意しておくべきことはあるだろうか。
「基本的には2回目までの接種のときと同様の心構えがあるとよいかと思います。副反応に備えて飲料や食品、薬を準備しておいたり、接種の翌日や翌々日まで仕事や予定を調整しておいたりできれば安心ですね。また、症状が出てからアセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬を服用するのは構いませんが、副反応の予防として事前に服用することは避けてください」
誤情報を鵜呑みにせず、自分で正しい判断を!
今回のアンケートでは、医療従事者のなかでさえワクチン接種に対する不安や混乱があることが見えてきた。さまざまな意見や情報が錯綜するなか、どうやって意思決定をしていけばよいだろうか。
「周囲の不安にあおられないよう、正しい情報を得るようにすることが大前提。特にインターネット上には、匿名で発信される誤情報があまりにも多いと感じますし、専門家から見れば明らかに間違った情報もあふれています。そういったものを鵜呑みにせず、どちらかに偏った意見だけでなく反対意見もしっかりと聞いたうえで、最終的には自分で判断をすることが大切です」
感染爆発の脅威を前に不安は尽きないが、せめて正しい判断をできるよう心がけたい。
(取材・文/吉信 武)
教えてくれたのは……鈴木幹啓先生
すずきこどもクリニック(和歌山県新宮市)院長。株式会社やさしさ、株式会社オンラインドクター.com代表取締役。クリニックやオンラインで診療を行いつつ、YouTubeでの情報発信やオンライン診療ポータルアプリ「イシャチョク」の運営など幅広く活躍。医師、看護師、薬剤師、助産師、理学療法士、作業療法士など、医療従事者を対象に週刊女性が独自のアンケートを実施(1月7日〜12日)。ワクチン接種の意向や副反応について、有効回答のあった323人の内容を以下にまとめた。
取材協力/あんどう内科クリニック、五反田駅前歯医者、医療法人社団すぎたファミリークリニック、すずきこどもクリニック、たけつな小児科クリニック、豊洲はるそらファミリークリニック、プリモ麻布十番クリニック、まさこメディカルクリニック(あいうえお順)。メディチョク、Freeasyでご回答いただいた医療従事者のみなさま、ご協力くださりありがとうございました。


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