りさの苦手日記

りさには苦手な事がたくさんあります。

家族伝承のメッセージ

2016-05-31 20:00:09 | 日記
百武正嗣さんの著書で「家族連鎖のセラピー」という本があります。


百武氏は、この著書の中で、家族の問題は、「愛情の不足」から産まれた世代間の伝承が絡まっていて、問題ではなく、「愛のもつれ」だと言っています。


印象深い言葉です


私達は、「家族伝承」のメッセージを親から子どもへ伝えているそうです。

この「家族伝承」の隠されたメッセージは、家族の「価値観」や「人生観」となり、親から子、子から孫へと引き継がれていき、そのメッセージが、親の未解決な問題であった場合には、「家族の問題」として現れるようです。

この未解決な問題が伝わっていくのが「家族連鎖」と言われています。


例えば、幼い頃に母親が自分の子どもにやっていたことを、そのまま受け付いで、自分も子どもに対して行ってしまっていることです。

「本当はこんなことを子どもに言いたくない」と思っていることは、もしかしたら、自分が親から言われていたことなのかもしれません


また、大人になる過程で感じることでもありますが、幼い頃から親がやっていることを見て、「正しい」「そういうものだ」と思い込んでしまっていたことは、「固定観念」に過ぎないこともあります


この「家族連鎖」は、意識することで、断ち切ることができるそうです。



とても興味深い一冊でした




芍薬

2016-05-30 16:19:46 | 日記
最近、お花屋さんで、ピンク色の芍薬をよく見かけます。

すっと伸びる茎に大輪の花を付ける芍薬は、とても優雅な雰囲気があります。

芍薬といえば、女性の美しさを例えて、「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」という有名な言葉がありますね

和服姿の美しい女性が浮かびます


芍薬と牡丹はよく似ています。違いは、芍薬は「草」、牡丹は「樹木」です。芍薬は咲くと、牡丹よりも小ぶりです。


芍薬の花言葉は、「恥じらい」「はにかみ」です。

日中は花が開いていても、夕方になると、花びらを閉じてしまいます。それが花言葉の由来のようです。


芍薬の真っ直ぐ伸びる姿は、和服姿の女性の美しい立ち振る舞いと重なったといわれています。




なんだか、着物を着て出掛けたくなりました




100年前の育児書

2016-05-29 13:02:30 | 日記
1965年に初版が発行された、羽仁もと子さん著の「おさなごを発見せよ」という本があります。


著者の羽仁もと子さんは、日本で女性初のジャーナリストで、1921年に自由学園を創立し、幼児教育から大学教育までの基礎を築かれた方だそうです。


「おさなごを発見せよ」という本は、1905年からの著述を集めて抜粋したモノです。


子供は、自ら生きる力を持って生まれてくる。
それを無視すると、自らの生きる力が弱くなる。
親は子供の生きる力を信じること~
だと言っています。


また、子供は、別の人格であり、親を基準に考えないことが大切で、親が自分の子供に失望していると、子供自身も自分の将来に自信を失い、徐々に持って生まれた才能がなくなってしまうこともよくあること。
子供の個性を大切にし、子どもの人格を認めなければならないと言っています。




100年も前に書かれたモノですが、今も昔も子育ての基本は変わらないものだと感じます。

この本を読むと、今までの自分の子育てを後悔することが数多くありますが、胸に響く言葉の数々に感動しました


私のお勧めの一冊です







お日さん、雨さん

2016-05-28 12:55:37 | 日記
昨日もらった、りさのクラスの学級通信に、金子 みすゞさんの「お日さん、雨さん」が紹介されていました。

ほこりのついた
しば草を
雨さんあらって
くれました。

あらってぬれた
しば草を
お日さんほして
くれました。

こうしてわたしが
ねころんで
空をみるのに
よいように。

(本文を抜粋させて頂きました)

先生がこの詩に出会ったのは、小学生の時、その時は、深く内容を考えたことはなかったけれど、年齢を重ねていく中で、この詩には、感謝と素敵な人柄が溢れていると思うようになったそうです。

当たり前にそこにあるモノ、雨や太陽に感謝する気持ち~



普段、生活している中で、気付かないまま過ごしてしまっていること、当たり前だと思っていることに気付き、感謝する気持ちが芽生えると、いつもと同じ景色も色鮮やかに見えます


りさにもそれが感じられる素敵な女性になって欲しいと思っています



生活能力

2016-05-27 16:29:31 | 日記
小さい子供達は、お母さんのお手伝いが大好きですね

大好きなお母さんに「ありがとう」と言われると、もっとお手伝いがしたくなります。


お手伝いをすることは、「生活能力」を付ける上でとても大切だと思います。

そして、「生活能力」を付けることが「自立」への第一歩だと思います。


何歳からでも、年齢に応じたお手伝いは出来ます。


「生活能力」は、いずれ必ず必要になりますし、親にしてもらうばかりでなく、家族の一員としての自分自身の役割を考える機会にもなるでしょう

また、「ありがとう」と言われ、「家族の役に立っている」と感じられると、自己肯定感が持てるようにもなるのではないでしょうか❓



自分自身で考え、自分らしい生き方が出来るようになるためにも必要ですね