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5月5日(水)見通しの甘さ

2010-05-05 15:05:01 | ★(は)のお父さんの閑話365日(転載)
5月5日(水)見通しの甘さ

鳩山首相が就任後初めて沖縄を訪問し、仲井真知事と高嶺県議会議長らと会い普天間飛行場の一部機能を県内に移設させる方針を伝えた。首相は移設計画の全容をまとめて説明したわけではないが、徳之島も移設先として検討していることを認めた。

鳩山首相の一連の言動、行動をみていて思うのは、首相は誠実な人柄ではあるが政治家としては落第、失格であると言うことだ。沖縄の負担を軽減したいという姿勢は正しいと思う。しかし思ったことを実現可能性を良く検討しないうちに軽々しく話すのは良くない。

沖縄県民に普天間飛行場の県外あるいは国外移設の夢と希望を抱かせたのは首相自身だったのではないか。それが県外移設を求める9万人の大集会となって現れた。

昨日の沖縄訪問で、首相は「抑止力という観点から(国外移設は)難しいという思いになった」と言い「沖縄にも負担をお願いしなければならない」と述べた。多くの沖縄県民はその発言を「何を今さら」という感じで受け取ったのではないか。

日米安保条約で縛られている限り、全部県外・国外に簡単に移設できないことは政治家ならずとも知っていたはずである。首相が本当に県外移設が出来ると考えていたのであれば、夢見る人であり、見通しが大甘だったと言わざるを得ない。

地元沖縄で総スカンを食らい、一部機能移設先と名指しされた徳之島の反発を買い、首相の5月末決着の約束はお先真っ暗である。残された時間は少ない。さてこれからどうするのか。首相は何度でも沖縄に足を運び説得を試みるらしいが、それで納得してもらえると思っているとしたら、これも見通しが甘すぎる。誠意を見せれば納得してもらえるなんて、お人好しの坊ちゃん政治家が考えそうなことだ。誠実さはときに人を裏切ることになる。

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