5月7日(金)ギリシャの波紋
地球は狭い。ギリシャの経済危機がユーロ圏を揺さぶり円高が進み世界的な株安に波及した。地球上のどこかで起こったことがすぐ日本にも影響してくる。その意味で地球は狭くなったとつくずく思うのである。
経済のことはよくわからない。けれども円高は輸出を鈍らせ、株安はせっかく持ち直しかけている景気の足を引っ張りかねないことぐらいは想像できる。株安は企業年金にも暗い影を落としている。年金資産の運用益が予定を下回り、年金財政が破綻しかけているケースが多いと聞く。
企業年金はともかく、国の年金の方は大丈夫なのだろうか。高齢化が進んで年金を受け取る人はどんどん増えている。一方、その年金を支えている働く人が減少し、企業の体力も落ちているから、国が税金でてこ入れしない限りこちらも楽観は許されない。
若い人たちは自分たちが老人になったとき、果たして年金がもらえるのかどうか危ぶむ声が多く聞かれる。若い人に老後の心配をさせるのは由々しき問題だ。国は当てにならないから自分の力で老後の備えをする人もいるだろうが、それが可能なのは一部の恵まれた人だけで、大部分の人はろくな蓄えも出来ないうちに職を離れることになる。
せっかく世界一の長寿国になっても、老後の生活に不安が付きまとうようでは一流国とはいえない。年金改革の話はどうなっているのだろう。
*8日と9日の閑話は休みます。
地球は狭い。ギリシャの経済危機がユーロ圏を揺さぶり円高が進み世界的な株安に波及した。地球上のどこかで起こったことがすぐ日本にも影響してくる。その意味で地球は狭くなったとつくずく思うのである。
経済のことはよくわからない。けれども円高は輸出を鈍らせ、株安はせっかく持ち直しかけている景気の足を引っ張りかねないことぐらいは想像できる。株安は企業年金にも暗い影を落としている。年金資産の運用益が予定を下回り、年金財政が破綻しかけているケースが多いと聞く。
企業年金はともかく、国の年金の方は大丈夫なのだろうか。高齢化が進んで年金を受け取る人はどんどん増えている。一方、その年金を支えている働く人が減少し、企業の体力も落ちているから、国が税金でてこ入れしない限りこちらも楽観は許されない。
若い人たちは自分たちが老人になったとき、果たして年金がもらえるのかどうか危ぶむ声が多く聞かれる。若い人に老後の心配をさせるのは由々しき問題だ。国は当てにならないから自分の力で老後の備えをする人もいるだろうが、それが可能なのは一部の恵まれた人だけで、大部分の人はろくな蓄えも出来ないうちに職を離れることになる。
せっかく世界一の長寿国になっても、老後の生活に不安が付きまとうようでは一流国とはいえない。年金改革の話はどうなっているのだろう。
*8日と9日の閑話は休みます。