2014 熊本城マラソン レース編（完走請負人）

スタート前編から随分時間がたってしまい、書くのをやめようかとも思いましたが、備忘録として記しておきます。

スタートラインを越えのんびりと走りだし、たくさんの声援の中、橋を渡り電車通りを大きく右折。
大学病院のあたりでしょうか。
最初のトイレが設置してあったようで、ランナーが雪崩を打って向かっています。

スタート前に30分程度並んでいたのと気温が下がっていましたので、皆さん結構、我慢の限界だったようですね。
さてさて、くまモントリオはというと、三人揃って、参加賞の赤いTシャツとくまモンの被り物だったせいもあり、沿道から
「くまモンがんばれ～！」、
「くまモン三兄弟、頑張れ！」とか、老若男女から大声援を受けます。

お人好しでちょっとお調子者のＫ君は沿道の人たちとハイタッチを欠かしません。
しかし、沿道の子供たちとハイタッチを繰り返し、「ありがとう」を連呼するK君を見ながら、ちょっと心配になりました。

スタート前の情報によると、Ｔ君はフル経験者、Ｙ君は数週間前にハーフを試走、Ｋ君は数か月ほど前の10ｋｍマラソンのみとのことでしたので、ロングを走ることへの耐性という点で、体と脳がわかっているのかなと・・・・

スタート前はキロ8分ペースの予定でしたが、キロ7分で走りたいとの要望を受け、急きょ変更です。
そんな老婆心を知る由もなく、若さに任せて距離を刻みます。

途中、今回は、トイレ対策も何にも考えていない私に、10kmを過ぎた辺りから寄り道願望が・・・・



アクアドームのトイレは満員御礼、公園の中のトイレも然り。

10分ほど待って、目的を貫徹^^;
100mほどコースまでに戻り、くまモントリオを追いかけます。

トイレ休憩までは、キロ7分台でしたが、キロ4分台にギアをチェンジしスラロームのように人波をかき分け進みます。

でも、進まない…
あまりの人の多さとスローペースでなかなか前に進みません。

それと、ペースメーカーがいなくなって、少しスピードアップしたのかもしれません。

川尻の陸橋を越え、15km地点の川尻駅前でやっと追いつきましたが、やはりペースアップしているようです。

表情にはまだ余裕があるようですが、いつまで続くことやら(T.T)

案の定、川尻の賑やかな町中を抜けて田園地帯に差し掛かると、K君が集団から遅れがちに…

声を掛けると、足の裏が痛いのと、加えてマメができたようです。
いわゆるアーチが下がってきたみたいですね。
それと初歩的なマメ…
まあ、想定通りの展開です。

臨港線に出る25km手前辺りから歩きが入り出します。

この辺りでも、「くまモントリオ、はしらんかーい！」と、声援が飛びますか、三人とも前半の元気はどこへいったのか、答える元気もなく、苦笑いが精一杯^^;

それでも、応援の家族が陣取る臨港線でほ、少しだけ気合いが戻ったように見えましたが、ゴール後の話しでは、臨港線に侵入したけど、折り返し地点のコンビニの看板が全く見えなかったので、そこで、更に意気消沈したようです(笑)

それでも、歩くような速さでコンビニを折り返し、身内の応援者に笑顔を提供し一歩ずつ歩を進めます。

しかし、知り合いの応援を受けたからといって、あと30キロもあるのに、急に足が動き出すほどフルは甘くありません。

臨港線に出た反対車線にマッサージのボランティアを確認していましたので、とりあえず「マッサージ受けたい人？」と聞いたら案の定、全員の手が上がりました(笑)

そこで、つかさず「そしたら、マッサージ場所まで頑張るデー！」ということで子供だまし成功！

やっと到着したマッサージサービスで、三人揃ってマッサージ。
私は、一人でストレッチやっていましたけど・・・・



気持ちよさそうに10分ほどのマッサージを受けていた3人ですが、マッサージのお兄さんにお礼を言って、サブ5を潔く諦め、マラソン大会から急きょウォーキング大会に衣替えです。

35km手前辺りのＪＲ陸橋をくぐった途端、K君の足がつり、泣きそうな顔になったので、道端で処置！
30キロ地点で、自分用に持参していたアミノサプリを飲ませてあげたけど、塩サプリの方がよかったかなあ・・・・。

スタートからすぐに人一倍汗をかいていたK君を見ていたにもかかわらず、塩サプリを補給してあげることができなかったのは、私のミスでした。

Ｙ君も膝に来ているようで、止まったら歩き出せないということで、ボチボチ進みますが、Ｋ君は歩いたり止まったりの繰り返し、もう一人のＴ君は体が資本の仕事をしているだけにさすがに元気で、Ｋ君の話し相手になりながらと一緒に歩いています。

30kmを通過した頃、Ｔ君に「今なら５時間切れるから、先に行っていいよ」とアドバイスしましたが、ちょっと間があって「３人でゴールします」と力強く言ってくれました。

35kmを過ぎ、「リタイヤするか～？」と聞いたら、想定どおり「最後まで行きます」とのこと。
この時点で、完走を確信しました。

平成大通りを歩け歩け！
この辺りに来ると走っている人の方が少ないくらいです。
自分としては、初めて見る光景でした。

電車通りの石畳を２回横断し、郵便局で40km地点です。



ＹＭＣＡの前に来た所で、ゴールで待つ知人に電話連絡。

心臓破りの坂の途中で応援する会社の先輩と立ち話。
それから、３人に小走りで追いつき、最後は３人番号順に並んでゴールするようアドバイっす！

最後のカーブを曲がるとフィニッシュゲートが見えてきましたので、他のランナーの邪魔にならないよう、かつ、正面のカメラによく映るよう、打ち合わせ通りくまもんトリオが横並び！

ちょうど、他のランナーが途切れたところだったので、一番元気な真ん中のＴ君が足を引きずるＹ君と満身創痍のＫ君の手を取り、３人で万歳しながらのゴール！

スピーカーから
「お～っと、くまモントリオが史上初の３人揃ってゴ～ルです！」
と、思い切りアナウンスしてくれました。

私？
もちろん３人が主役ですので、３人の陰に隠れるようにひっそりとゴールしました。

約５時間５０分くらいでしたか・・・？
タイムは覚えていませんが、やっと私の１日の仕事が終わりました。
変な話ですが、こんなに長い時間走ったことがなかったので、意外と疲れました(笑)

わかったことは、やっぱりマイペースが一番気持ちいいということ！

と言いつつ、初マラソンの２人を完走させることができたのは、別の意味での達成感を味わうことができました。

いつもの自分とのカツカツの戦いも充実感がありますが、いただいた記録書もよく見ないような、こんな大会参加もたまにはいいかなと思った瞬間でした(^_-)

それにしても冒頭のグラフ、30km過ぎてからの落ち込みがすごいことになっていました・・・・(笑)



あら？
キロ8'10"？
キロ8分ペースを当初の密かな目標にしていましたので、これも想定の範囲内でした(^_-)
それにしても、５２０００歩弱、約700ｍも登ったとは意外でした・・・・

来年、また誰か完走させよっかな・・・・？(^_-)