ひとよし春風マラソン 2015 レース編

■Ｓ～5km　21:48
スタートロスは、なんと７秒。
人吉マラソンの参加者は奥ゆかしい人が多いのか、ほとんどの人が自分の力量に応じたスタートブロックに自主的に並んでいるようで、意外とスムースなスタートでした。
みんな、マナーいいなぁ(^-^)

スタート直後は、さすがに前に進みにくい状況でしたが、中州にかかる大橋を抜け左折。

青井神社を抜けるころには、集団が結構バラけだします。

球磨川沿いの土手を走り抜け、西瀬橋を渡り、三差路を左折するといよいよダラダラ坂のお出ましです。

この区間、スタートのプチ渋滞と登り坂を考慮すればまずまず滑り出しです。

■5～10km　20:53
5km過ぎると、先頭集団がすごい勢いで坂道を駆け下りてきます。

人家もまばらになったところで、本日最初の折り返しです。

登坂はさすがに堪えますが、まだまだレース序盤、なんとかクリア。

折り返しの下りは、なるべく大きな走りを心掛け、若い参加者に必死で喰らいついていきます。

球磨川沿いの道に戻ると、あまり舗装状態のよくない道路をひたすら下流に向け走ります。

下りの区間でもあり、1kmごとの本日のベストラップ、4:02/kmを記録しました。

しかし、明らかなオーバーペースであり、このままだと撃沈確実！

少しだけセーブしなければと気持ちだけ焦ります。

■10～15km　21:37
10kmを過ぎると、未知のスピードに体が悲鳴を上げ始めます。

エイドで持参のピットインリキッドを補給し、民家もない球磨川の土手にコースを取ります。

ちょっと離れた民家の方が道路沿いにブルーシートを敷いての応援。
元気をもらいます。

再び先頭集団とすれ違います。
うらやましいくらいのハイスピード(笑)

大勢の応援で大賑わいの紅取橋を越えてちょっと下ると本日2回目の折り返し。

さあ、あとはゴールに向かって来た道を引き返すだけなのですが、ペースはなかなか上がりません。

しかし、折り返し地点に向かう後続のランナーも苦しそう。
辛さは誰も同じ、負けられませんね。

■15～20km　22:00
15kmを過ぎると10kmコースと合流、ブルーのゼッケンの方と入り乱れての走行になります。

ペースを乱されないように気を付けながらのコース取りです。

密かにネガティブスプリットを目指していましたが、とんでもない誤算(笑)

ペースは下降の一途で、この区間ワーストラップ、4:29を記録。

沿道から応援する小学校低学年らしき子供から
「前が空いるぞ！前に詰めろ～！」
と、厳しい叱咤激励を受けます。

なかなか、専門的な応援ですな。

苦笑しつつも、「おっしゃるとおり！」と前を走るランナーを必死で追います。

これまでペース表示しか見てきませんでしたが、 「あと2km」の表示を見て、 この日初めてスプリットタイムを見ました。

ありゃ？ひょっとして「サブ90」？
奇跡の芽があることに初めて気づき元気復活！

こういう時、単細胞は助かります。
すぐに、体が反応(笑)

前半の無謀な突込みが、珍しく貯金としてまだ生きているようです。

このままでは終われない！！
老いぼれランナーの闘志に火が付きました。

■20～Ｇ　
ここからは、とにかく必死。
ひどい形相だったと思います。

ハーフマラソン参加者の証、ピンクのゼッケンの方の想いはおそらく同じ。

重たい足を引きずりながら、サブ９０を目指し、みんな、とにかく前へ！前へ！

市内に戻り応援の方に大声援をいただきながら再び大橋を渡り、市役所前の大手門橋を渡り左折。

大橋で知り合いから名前を呼ばれました。
びっくりしながらも、サービス精神で、親指でガッツポーズ！

いよいよ最後のラストスパート！

花道に右折する間隙を縫って一人の同年代のランナーに抜かれましたが、奇跡的にサブ90を達成することができました。

ラストスパートで抜かれた経験はあまりないので、相当いっぱいいっぱいだったようです(笑)

３年ぶりにハーフマラソンをガチ走しましたが、結果はこれまでのハーフの自己記録を４分ほど更新。

熊本城マラソンは落選しましたが、来シーズンにつながる記録を残すことができ、参加した甲斐がありました。



●

ダニエルズ式によれば、こんな世界を垣間見ることができるので、また夢を見たくなってしまう自分がいます。


●ゴール後、広場で食べたつぼん汁やぜんざいは美味しかったです。
赤飯は帰宅後、お祝い代わりにありがたくいただきました。



●温泉のサービスは市内の混雑を避け、２１９号線沿いの「かわせみの湯」へＧＯ！

ここは、山村にたたずむ静かな環境であり好みの温泉ですが、高速道を利用して帰る方には不便な場所にありますので、意外と穴場なのです。



案の定、私が入浴した時間はガラガラでした。


（写真はいずれもHPから借用）

上がる頃には、似たような考えの人でいっぱいになりましたが・・・(笑)

■今シーズン最後のレースは、別大の後、これといった調整しないまま臨みましたが、それがかえっていい休養になったようです。

体重もリバウンドしたまんまだったけど、結果オーライ(笑)

そう考えると、レース前の調整って奥が深い・・・。

振り返ると今回のハーフマラソンを含め、3年越し６大会連続自己記録更新。
できすぎのシーズンでした。

マラソンの神様、ありがとうございました。感謝。感謝。

◆今回の心残りは、あまりにも余裕がない走りだったため、エイドのイチゴが食べれなかったことと、大声援に応える余裕がなかったことです。

この場を借りて人吉の温かい応援に感謝！感謝！