誰でも出来る震災支援活動を体験しました！

　津波にのまれた写真の水洗いを体験しました。釜石のカトリック教会が行っている支援活動のお手伝いです。

　
　洗った状態の写真です。この後、洗濯バサミではさんで干しました。天気が良く１時間ほど乾きました。

　
　海水に浸かった写真をアルバムから外し水で洗いました。透明フィルムの中にあって海水に侵されなかった写真は無事でした。しかし完全なものは少なく、周囲が海水で侵されていたものがほとんどでした。
　海水で侵された部分は水で洗うと色が溶けてしまいます。水で洗わなければ原型を保っていたのにとの思いもありました。
　写真を洗い続けると直ぐに水は黒くなりました。よく見ると細かな煤のような黒いものが見えました。

　アルバムに大切にしまっておいた写真をまったく縁もゆかりも無い私が手にして洗っていることが不思議でした。なるべく無意識に作業をしましたが、写真に映っている人々の安否が気になり、無事であることを祈りながらの作業でした。

　誰でもできる作業です、機会があったらチャレンジして下さい。写真に映っている人々との連帯感を感じました。津波の被害が他人事ではなくなったような気がしました。