新! ロクエフの部屋 店舗大工の暇つぶし?

雑記、写真が中心です。以前はZRX1100乗りでしたが、今の愛機はPENTAXのK-70です。

日本二百名山 燕岳

2018年09月29日 | 登山・ハイキング

9/28(金)、日本二百名山で花の百名山でもある燕岳に登ってきました。

が続く9月後半、山が晴れているのはこの日だけ。 平日なので普通のサラリーマンでは行けませんが、自営業者の自分は山に行けるんです

候補の山としては、
① 仙丈ケ岳 標高3,033m 甲斐駒ヶ岳同様に仙流荘からバスで北沢峠へ
② 西穂高岳 標高2,909m 新穂高ロープウェイで新穂高口駅へ
夏山でしたら2ヶ所共にベストチョイスと思っているのですが、既に9月も後半。 山は秋シーズン扱いになっているんですね。 
つまり・・・ 夏とは違い始発がすご~く遅いんです。 日帰り登山で登山口まで向かう手段が8:00スタートでは遅すぎる

なので、この2ヶ所はスッパリと諦めて来年以降のお楽しみとします。

結局今回は、候補に挙げていないが以前から登ってみたかったフォトジェニックな山、燕岳に急遽決定。
燕岳には多少なりとも思い入れがあります。 
中学二年生の秋に学校登山で行ったのですが、現地に到着すると台風直撃レベルの雨で登山は中止、燕岳に登る事は出来ずに帰るハメに・・・ 
あれから何十年と経ってやっと登れます。

9/27の20:00頃に自宅を出発。 恐らく24:30位には現地の駐車場に着くだろうと高速道路をひた走る

だいだい予想通りの時間に駐車場に到着。 平日ですが結構な台数が止まっていますが、まだまだ止められる位の空きがあります。
仮眠というか本気寝が出来る しかも今回は寝袋と寝酒も用意してある。 そして1:00に就寝

セットしておいた目覚ましアラームが5:00に鳴る もう5:00かぁ などと思いながら廻りを見渡すと んっ 満車も満車 いつの間にこんなに車いるの ってくらいに・・・
流石人気の山ですねぇ ビックリしました。 

5:30 装備を整えていざ出発です。 明るく写っていますがまだ月が見えています。 
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登山口まで舗装道路を歩いていきます。 実際はもっと暗いです。
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約10分くらいで登山口の中房温泉に到着。 
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標高1,462m、オレンジの矢印奥が登山道スタート地点。
左に写っている建物はWC。 北アルプスの登山口って本当に綺麗に整備されています。
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実際の明るさはまだこんなもんです。 一眼レフの性能ってすごいね!
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5:44 スタート。 初めはどこの山もこんな感じですが、今回登る合戦尾根は北アルプス三大急登といわれているそうです。
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登り始めて40分でようやく展望が開けました。 今日は天気最高
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途中にこういった休憩ベンチが何ヵ所か設置されています。 これは第二ベンチだったかな?
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なかなか展望が開けない登山道ですが、特に危険な箇所はありません。
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スタートから1時間半。 待ち望んでいた大展望が始まります。
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秋だなぁ~
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この辺りから写真ばかり撮っているのでなかなか登れない
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たま~にこういった岩場もありますが緩いです。
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登り始めてから2時間、時刻は7:48。 雲海の奥に富士山が見えました
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山は紅葉真っ盛り。
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7:58 合戦小屋に到着です。 ここまで2時間10分位、ここでチップ制トイレを拝借。 本当に良い登山道だ。
ここの小屋は夏場のスイカで有名です。 さすがに秋にスイカは出ませんが・・・
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合戦小屋の廻りはもう秋。
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少しの休憩後再スタートです。 ここからは展望が開けているので疲れが吹っ飛びます。 左に小さく槍ヶ岳が見えます。
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槍ヶ岳をズームで、槍ヶ岳って本当にテンションが上がります。 ここから槍ヶ岳バカが始まりました。
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日が昇ってきたので雲海も更に綺麗。 中央遠くに小さく富士山。
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スタートから2時間40分くらい、いよいよ燕岳方面が見えてきました。
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もう槍ヶ岳を撮らずにはいられません。 ちっとも登れません
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スタートから約3時間で燕山荘(えんざんそう)が見えてきました
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燕山荘から目を右方向に向けると、山肌が黄色く染まってきている。 遠くに見えるのは恐らく鹿島槍ヶ岳。
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燕山荘まであと少し。
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いつも必ず訪れる・・・ ここを登り切れば・・・ 景色が絶対に変わるという高揚感
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少し高揚感を落ち着かせて登って来た方向を振り返ると、こちらも素晴らしい景色。
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8:49 出発から約3時間で燕山荘直下まで来ました。
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凄い景色です。期待していた以上の風景が広がっています。 パノラマで燕岳→燕山荘(右から左へ)
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燕山荘玄関前が展望広場のようになっているのでちょっと登ってみましょう。

畦地梅太郎(あぜち うめたろう)作の『山男の像』、 いい表情してます。
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燕山荘玄関前からの展望がこれまた素晴らしい
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燕山荘の裏側にも行けるみたいなので進んでみます。
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天空のステージのよう。
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燕山荘と燕岳とテント場。 ロケーション最高
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写真ばかり撮っていると時間がどんどん経つので燕岳に向かいます。
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有名な『イルカ岩』、これって本当に自然に出来た物?
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このスケール感がたまらんです。
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燕山荘からだいぶ離れました。
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登山道の日陰には霜柱が。
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燕岳が近づいてきました。
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やはり槍ヶ岳って迫力が違いますね 別格って感じすらします。
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う~ん 燕岳は近くで見てもフォトジェニックだ
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思い切り近くに来ると遠景とはだいぶイメージが変わります。
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槍ヶ岳側ばかり撮っていますが、反対側もこの通り絶景です。
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だけど、どうしても撮ってしまうこちら側。
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燕岳も花崗岩で覆われているので白く輝いて見えます。 目が痛いくらいです。
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こちらも有名な『メガネ岩』。
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この木階段を登ればすぐ頂上。
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木階段を登って振り返る。
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左に燕山荘、右に槍ヶ岳 全部見えます。
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頂上直下は岩が大きい、こんな風に山が見えます。
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9:27 標高2,763m ついに燕岳頂上に到着。
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頂上も大パノラマ 左(燕山荘側)→右(立山連峰側)
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私が登頂した時には先客が二人だけでした。
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手前に見えるのが北燕岳、奥に見えるのが立山連峰。
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燕岳頂上滞在時間は約10分、次の目的地の北燕岳に向かいます。
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槍・穂高連峰側とこちら側の間の谷が物凄く深いの、この写真でわかるかな?
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このくらいの傾斜が実際にはあるんです。
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先程までいた燕岳頂上を振り返る。
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北燕岳直下。 なかなかに荒々しい岩峰。
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燕岳より登りづらい。
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北燕岳頂上って本当にわかり難い。 写真撮り忘れたし・・・ これより先はヘルメットを持ってこなかったので断念。
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立山連峰が大迫力で見えます。 北燕岳も来て良かった。 景色でいったら断然北燕岳のほうがGOOD
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名残惜しいですが北燕岳を後にして燕山荘方面に戻ります。
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恐らく昔の氷河の名残りでしょう。 自然の力って想像以上ですね。
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あの辺の紅葉は見頃なのでしょうが・・・ とてもあんな所には行けません。
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珍しく山頂に長居しているので、安曇野側から雲が沸いてくる時間です。
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燕岳から燕山荘に戻る登山道で燕岳をカシャ 半分雲に覆われてきました。
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何岩か?ですが、槍ヶ岳とのデュエット
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ナナカマドと槍ヶ岳
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山肌が谷に向かって色付いていますね。
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11:20 いよいよ下山します、最後に最高の景色をプレゼントしてくれた燕岳をカシャ
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登山道の紅葉を楽しみながら下山します。
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13:00 登山口の中房温泉に到着。 下りは約2時間で下った事になります。 どうりで足の皮が剥けるわけだ・・・
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駐車場までは舗装道路を下ります。 この写真の手前はロータリーになっているので、一般車は駐車NG。
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まだ青々とした森の中ですが・・・
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ススキを見ると秋を感じますね。
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駐車場に戻るとまだ沢山の車。 みなさんまだ山にいるのでしょう。
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下山後のお楽しみ  温泉 
今回は『安曇野しゃくなげの湯』 単純温泉ですが、穂高温泉から引き湯しているので、とてもいい湯でした。
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今回は本当に、今日来て良かった~と思える登山でした。 
写真撮影枚数は361枚。 全部をブログに載せることは出来ませんが、本当にフォトジェニックな山でした。

登る時や下る時に挨拶を交わした他の登山者さん達が同じく言っていたセリフ、『今日は最高の天気だ。 写真ばかり撮っているのでちっとも進まない』。
それわかります すごく共感出来ました 
こんな登山はなかなか無いだろうなと感じた1日でした。

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