墓参り

主人の命日も過ぎた八月の週末、親戚の人達と皆生温泉に宿泊して米子を訪れ、墓参りをして来ました。亡くなった時を思い出すような、とても暑い二日間でした。
久しぶりの人達と、今テレビで見ている、ゲゲゲの鬼太郎の境港に行きました。いつもと違って
とても人が多く少しびっくりしました。沢山の妖怪のブロンズ像を見て来ました。その次の日は亡くなった主人がとても好きだった大山に車で上り山の上から米子の海を眺め、大山そばを食べ、主人とコーヒーを飲みながら語り合った山の喫茶店に寄りました。とても楽しく、感慨深い二日でした。こんな事はもう無いかもしれません。これからはまた一人で米子を訪れる事でしょう。
そしていつものように主人と語るのでしょう。私を愛してくれた人達に、またいつの日にか会えるのでしょうか？

孤独

どうにもならない孤独、なにもかも通じないむなしさ、何も言えないむなしさ、まさかこんな状態に私がはまるとは思いもしませんでした。きっと今までとても幸せだったのでしょう。
このような恐ろしい状況になることは想像の中でも考えなかったのでしょう。まるで私だけ異次元の中に居るようです。これから私らしくこの世界で生きてゆく事が出来るのでしょうか？潰されるのでしょうか？とにかく今は生きています。まあ駄目なときはこの世から消えてしまえばいいのかもしれません。

私の安らぐ時

私の安らぎは、心の中にある様な気がします。小さいときからそんな場所をいつも探していたような気がします。私は小さいときは、随分母にそれを求めていたような気がします。母はいつも何もかも理解していてくれたと思っていました。それが先日お盆で墓参りして兄弟たちと会ったりして少しかん違いしていることに気がつきました。母は私の中に人とは少し違う難しさや複雑さを感じていたようです。妹に私の扱いでいつも困っていた事を最近になって初めて知ったのです。
しかし今思い出しても母がそんな風に思っていたとはとても考えられません。母や父や兄弟たちと過ごしたときが人生で一番安らかでした。私は、娘達に私が感じたような安らぎを与えているのでしょうか？多分そうではない様なきがします。なぜなら私は、今も自分の安らぎの場所作りに一生懸命でありすぎるからだと思います。もう少しありのまま自然に、おだやかに日々感じて過ごすよう努力しようと思います。全ての慾、知りたい、聞きたい、話したい、ゆっくりしたいその他多くの欲が私にはありすぎるような気がします。これから少しでも欲を無くす様にしようと思います。

花火

久しぶりに花火見物に出かけました。夜空にドンという音と共に華やかに開く色とりどりの花火を見ていると、思わず手をたたいていました。華やかに一瞬夜空に輝く花火、たとえ一瞬でもあのように輝く事が出来るのならいいなあ、輝くことなく過ぎていく人が多いそのようなこの頃、なんだかその輝きがとてもうらやましくさえ思われました。こんなに近くで、花火を見ながら感じていました。ぼんやりと見ている横で、ずっと私が聞いた事も無い言葉で、花火を見ながら声を上げている女性がいました。時々その人を見ながらこの人は、どんな事を感じて異国で花火を見ているのかしらと思いました。久しぶりにいろんなことを思いました。

雨上がりの朝

今朝一人で朝食を取っていると、庭のフリーシアの木に蝉が三匹とまっていました。昨夜の雨や雷が嘘のようによい天気です。芝生の緑が真夏を感じさせてくれます。ぼんやりとしていると、我が家の愛犬プリン、ムース、リュックがなんだか暑さのせいかけだるそうに、しています。私も暑いので、少し迷いましたが元気を出して散歩に出かけました。こうして私の朝は始まります。最近は、禄珠杏に週二日出かけるので、とても日が過ぎるのが早いです。時々何かし忘れているのではと不安になります。満ち足りた日を迎えられるのはいつの事でしょうか？