「読まなかったことにしてくれ!!」

タイダイ染め,絞り染めで浮かび上がるマンダラ模様に今日も必死(-v-)

世界共通

2010-11-29 00:22:24 | Weblog
前にも書いたような気がするんですが、書きたいのでまた書きます。
もう七~八年も前になるでしょうか。
その頃も相変わらず魔都バンコクを仕入れでさ迷って、くたびれて、平気を装えるけれど何か心に杖のようなものが欲しくなる、電飾で眩しすぎる夜の事です。
そんな時は不思議なんですが、どんなに疲れていても、眩しい方が辛いのに、明るい方へ足が向きます。
人が目茶苦茶いるビアガーデンの片隅で、つまらないタイ流行歌謡を邪魔にならない音量で奏でるバンドの、何気ない指運びなんかを一人で眺めていたのです。
けっこう年輩の方々のバンドです。
何となくただ眺めていたのです。
熱帯の夜の時間を潰すにはちょうど良かったように思います。
いつしか熱帯独特の雨が降ってきました。
それは容赦ない勢いで、沢山いた客達が散り散りになっていきます。
気が付けばテーブルと椅子が激しい雨に濡れるばかりで人はほとんどいません。
そこに居るのは、まだホテルに戻りたくなくて雨宿りをしながらその場に居続ける僕とスタッフと、何かの理由で帰らない他数人の客だけでした。
バンドはまだムード歌謡を演奏し続けていました。
やるせないような、くたびれきった夜らしい結末だと感じていました。
刹那に、ドラムのテンポが変わりました。
地響きのようなロールから激しいエイトビートです。それに呼応するようにブーストされたベースが唸りをあげ攻撃的なリフを刻み、限界近くまで割れたオーバードライブでギターが空間を切り裂きます。先程までの、その場に溶け込むようなバンドの雰囲気は消し飛び、ロックンロールが爆発しました。CCRの「雨をみたかい?」じゃありませんか!
きっとこれがこのバンドの本当の姿だったのでしょう。
命が燃えるような音です。
そのままジミヘンドリックス!「ファイア」
ほとんど人がいないビアガーデンで吠え続けています。
かっこよすぎて失禁寸前でした。
それまでの体中にこびりついていた重たいような立ち上がれないような、何かそんな厭なものがぶっ飛びました。
すげえ!!!
ロックンロールの神様は厳しくて、僕みたいなハンパな奴にはなかなかチャンスをくれませんが、時々こうやって助けてくれます。
レコードとめようが、テープとめようが、MDとめようが、CDとめようが、iPodとめようが、ハードディスクとめようがロックンロールは鳴りやんだりしません。
かまってちゃんも確かそう歌ってましたし。
そしてそれは、僕が知る範囲では例外なく世界共通です。
来年は男四十記念。
俺四十周年記念として、さらにすげえ音楽をしようと思います。
差し当たって来年の2月18日に団鬼Rockです!ゲストはDUB 4 REASONです♪
お前が馬鹿でも阿呆でもヘタレでもロックンロールが好きならば早く乗れ!乗っちまえ!そこは僕の縄張りなので誰も君を否定しません(^_^)
コメント (2)
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