Rosso Laboratory

本格的にA9を弄り始めてみた

この前、雲行きが怪しいものとして「銚子電鉄を応援しよう!」と「アクラス」について書いたが、青天の霹靂かの如く「グランツーリスモ5発売延期」のニュースが届いてしもうた。結局、この秋に楽しみなモノは「A9建物キット」だけになってしまったよ。

そんな訳で、暫くはA9のマップコンストラクションモードを弄っていこうと思っている。今更感はあるんだけども(笑)。

(久々に結構な長文だから鉄道系シミュレーターに興味の無い人はココでサヨナラすることをオススメしておくよ:笑)

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<参考マップ>

さて、前回3度目のアキバ再現をA9でやってみてイマイチな感があったのだが、「そう言えばA9で東京中心部の全路線を再現して話題になったマップがあったハズ。そこでは秋葉原駅はどうやって再現しているのだろうか?」と思ったので探してみた。

・・・で、探し出したのがココなんだが、多分このマップのことなのだろうと思う。確かに凄いわ、コレ。


<秋葉原駅>
なるほど。2Fの山手線と京浜東北線は2面4線ホームだが、私がやったようにそのまま2面4線ホームの1駅として配置すると収まらないから、2面3線ホームと1面1線ホームの2駅で構成しているのか。この発想は全く無かったなぁ。


<御茶ノ水駅>
御茶ノ水も上手く特徴が再現されている。道路をキッチリと再現すると難しくなるので、繋げることに拘らず特徴的な部分だけ再現するという手法だねぇ。他の場所では道路を屋根に見立てて無理矢理ストラクチャーと同じようなことをしている部分もあったし、無いものを無いなりに再現しようという心意気はVRMと同じなんだなぁと思ったわ。

A9ユーザーなら一通り眺めてみるべき一品だよ、コレは。

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<拠点配置>

さて、では制作を開始。この東京マップのような凄まじいモノを目指しはしないんだが、何かしらのコンセプトが無いと作り辛いので、上野っぽい駅から北へ向かう列車の再現を目標としようと思う。


上野に貨物駅は無いが、都市を発展させるためには資材が必要なので貨物駅を設置。京浜東北線、宇都宮・高崎線、常磐線と特急専用ホームを設定して、ココから出発する。

今までゲームでは、ダイヤ設定が面倒なので常に環状線と貨物専用線をとっとと作って楽をしてきたが、今回は貨物列車と普通列車や特急列車が同じ線路上を走る現実に近い複線区間に挑戦しようと思っている。ダイヤを設定するという鉄道マニアっぽいことは一度もやったことはないので、思った通りに出来る自信は全く無いが。


<宇都宮・高崎線側の1つ目の駅>
貨物駅 兼 宇都宮・高崎線用特急の操車場を配置。


<常磐線側の1つ目の駅>
常磐線の方はよく分からないので、資材工場地帯(第一工業地帯)を作り、貨物輸送の拠点とした。常磐線用特急の操車場も配置。


ゲーム開始時には資材不足になるだろうが、暫くすると余ってくるはずなので輸出用拠点の第二工業地帯も設置し、後で資材運用に手間取らないようにしてみた。今まではこういう体制を取っていなかったので資材の運搬ばかりに手間を掛けさせられていたが、これでダイヤを組む余裕も出来るんじゃないかなぁ?と思っているのだがどうだろう。

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<配線>

そんな感じで最初の拠点を作って線路を敷いていったのだが、ある程度しっかり構想を練っておかないと結構グチャグチャになり易いことが判ってきた。


これは上野もどき駅から出て宇都宮・高崎線と常磐線とが別れる最初の重要部分だが、いきあたりばったりで「この経路もあの経路も必要か」なんて思いながらやっていると、こんな風に訳のわからん配線状態になってしまう(笑)。

古臭い2DのインターフェイスであるVRMは論外だが、3D上で配置できるTRAINZと比較してもA9の方が線路敷設は遣り易い。が、遣り易い分ついつい余計な線路まで敷いてしまう傾向にある感じがする。しかもA9にはUNDO機能が無いみたいなので、修正する時には消去と敷設を繰り返さねばならないから考えをまとめておかないとドツボに嵌る。・・・で、結局この部分は一度更地に戻し、遣り直した。


各拠点の目的を見直し、臨時特急の走行を一旦取り止め、貨物列車用の地下ループ線を配置する等、構想を練り直し大幅に変更したら大分スッキリした。どうしても必要だなぁと思う経路が見つかったら後で追加するつもりである程度スペースに余裕を持たせ、なるべくシンプルにしておいた方が良いのではないかと思う。最初からあまりにも複雑にしておくと途中で挫折しそうだから(笑)。

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<A9の特徴>

ある程度弄っていると、VRMやTRAINZと比較してA9の方が勝っている点や劣っている点も見えてくる。非常に多数あるので書き切れないが、代表的なモノをそれぞれ挙げてみると、

<勝っている点>情景を素早く作るために領域でのストラクチャー配置が可能であること。
配置できるストラクチャー自体も幾つかのストラクチャーがまとまったような状態になっているが、それが更にまとめて配置できたり削除できたりする。これはVRMやTRAINZには無い機能だ。


TRAINZだと1つのストラクチャーに対してランダムな方向で配置する機能はあるが、A9では方向だけでなくストラクチャーの種類(樹木や家屋等のカテゴリー内で)や位置もランダムで指定領域に一気に複数配置できる。一度使ってみると、この手のツール(ソフト)にこの機能は必須だろうと思うぐらいに強力だ。

当初、配置は良いが削除は

他のストラクチャーを配置して削除していくしかないのかなぁと思っていたが、


スペースキーを押しっ放しにすると「スーパー撤去モード」に切り替わり、これで指定領域を線路・道路・建物で限定しながら削除していける。UNDO機能はないのだが、この機能が強力なのである程度はカバー出来ている気もする。


<劣っている点>線路や道路が地面の傾斜に対応できないこと。
VRMやTRAINZでは当たり前のコレが出来ないので苦労したり、思った通りの情景を再現できなかったりする。


傾斜地に線路や道路を配置できないので高架にせざるを得ない状態になってしまう。コレを隠すためにストラクチャーの土台を利用する方法もあるようだが・・・。

VRMやTRAINZは最初から情景を再現するツール的な存在として登場しているから当然出来るのだが、A列車で行こうはゲームとして出発している存在だからこの辺の高度に関する設定が階層的になっている。もしコレが改善されて傾斜地にも綺麗に対応し、線路や車両がよりリアルな感じになればVRMやTRAINZに劣る部分はかなり無くなるんじゃないか?と思う。まぁ、そうなると更にゲーム性は弱まっていくのかもしれんがね。

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<今後>

ということで、制作は始まったばかりの完成率10%にも満たない状況だからこの先どうなっていくのか自分でも未だよく分からんが、もう少しA9を弄っていけば「VRM vs TRAINZ vs A9」といった鉄道系シミュレーターの比較記事も書けるかもしれない。まぁ、かなり多岐に渡る項目があるので長編連載になるだろうから、そんなことを書いている暇があるかどうかは分からんけども・・・。それと比較記事を書くなら「RailSimⅡ」や「RailWorks」といった存在も忘れてはならないが、そこまで手広くやるのはちと無理があるだろうな。

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<RailWorksについて>
このブログで「RailWorks」について触れるのは多分初めてのことなので、ちょいと補足しておこう。

この「RailWorks」というソフトを初めて聞く人もいるかもしれないが、要するにコレは「Microsoft Train Simulator 2」(以下MSTS2)の後継ソフトである。まぁ結局MSTS2という名で発売はされなかったんだが、開発元のKuju Entertainmentは撤退したMicrosoftではなくElectronic Artsから「Rail Simulator」として販売した。そして、その後継ソフトが「RailWorks」で、昨日の2010/10/18に新たに「RailWorks2」が登場になっているはずだ。日本国内で「RailWorks」のことを扱っているブログやHPは殆ど見かけないので状況が分かりづらいのだが、海外ではどうやら「TRAINZ vs RailWorks」というライバル関係になっているらしい。まぁ「TRAINZ vs MSTS」と置き換えて考えれば、そうなるのも当然だろうね。

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