Rosso Laboratory

創業祭千秋楽

いよいよ最終日。
8日目の出品物は第3期CVB試作版「G3060B54S2-Z000」(VRL付)です。


「はぁ~? こんなの~?」

まぁ当然の反応でしょうね(笑)。これはあくまでもテスト用のデータにすぎません。

大トリはコチラ!

「VRM4-VrlRotator」!!


当然のことながら、私が作ったものではありません。
tettaさんにご提供いただきました。

私の書いた仕様書に不備があり、1度修正していただくというご迷惑をおかけしてしまいましたが、素早く対応していただき、祭りに華を添えていただきました。改めてtettaさんに感謝申し上げたいと思います。誠に有難う御座いました。


さて、まずは私の書いた仕様書の不備について記載しておきたいと思います。これが「VRM4-VrlRotator」の使用上の注意にも関係しますので。

どういった問題が起こったのかと言えば、
「回転させた地形形状と地形テクスチャーの位置がズレる」
といったものでした。

何パターンかテストした結果、判明したのは、
「地形高度は点、テクスチャーは面。回転したらこの位置関係自体が変わるのが原因」
というものでした。気が付いてみると当たり前のことなんですがね。実際にプログラムを実行してみるまで気が付きませんでした。

文字だけではわかりづらいと思いますので、下の画像を御覧下さい。


そこで対策としてtettaさんに

90°:高度情報を右に1マス分ずらす。右端になる部分の高度情報は廃棄。左端になる部分の高度情報は0000で埋める。
180°:高度情報を右と下に1マス分ずらす。右端と下端になる部分の高度情報は廃棄。左端と上端になる部分の高度情報は0000で埋める。
270°:高度情報を下に1マス分ずらす。下端になる部分の高度情報は廃棄。上端になる部分の高度情報は0000で埋める。


という追加の仕様をお願いした訳であります。
そして、完成した「VRM4-VrlRotator」は、地形形状と地形テクスチャーの位置がズレることなく回転させられるようになりました。

よって、この追加仕様を見ていただければわかる通り、「VRLの外周1マス分の高度情報は削除される可能性があるので、回転前のVRLデータは少し大きめに書き出してください」というのが使用上の注意です。CVのように地形データ同士の接続を考慮する場合、一度大きめに書き出したものを回転させ、更に必要な部分だけを書き出して利用するという感じで使用する必要があります。ちょっと手間がかかりますが、VRM4の地形データ管理の特性上仕方ないことと考えてください。

遠景用に作成した山などを回転させてポコポコ貼り付けていく分には、このことは殆ど気にする必要はありません。ただし、地形テクスチャーの位置ズレは無くなったのですが、ブレンディングはVRM側が制御しているので、ブレンディングを使っている場合には全く同じにはなりません。その点も頭に入れておいてください。地形テクスチャーに向きがある場合も同様です。

<ブレンディングによって少々違いが出てしまう>

一応、「VRM4-VrlRotator.lzh」内にreadme.txtを入れましたので、使い方等はそちらを御覧下さい。(tettaさんへ。「VRMfoxTextureCompose」のreadme.htmlを流用させていただきましたので、もし不具合等御座いましたらご連絡ください)

<その他の情報>
・20m×20mサイズまで対応(tettaさんテスト済み)
・カットされた地形にも対応(tettaさん&zioテスト済み)

G3060B54S2-Z000.vrlも公開していますので、すぐに試してみたい方はこのデータでテストしてみてください(今、仕事に追われているのでGIS計画と第3期の話はまた後日にでも。クラスGというカテゴリーが出来ますよということだけお伝えしておきます。クラスG+やクラスG++というのも出来ますが)。

それではコチラからどうぞ。

これにて祭りもお開きで御座います。
お付き合いいただいた方々には御礼申し上げます。

尚、ホームページの次回更新は未定です(笑)。
(公開データは次回更新まで、現状のままにしておきます)

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