Rosso Laboratory

玉電デハ80

これから書く記事が参考になるという人は殆ど居ないだろうとは思うが、私自身の単なる気晴らしとして書いてみる。



これはトラムウェイ製の1/80 玉電デハ80塗装済みキット。Bトレやジオコレといった接着剤を使用しない嵌め込み式の塗装済みキットを組み立てたことはあるが、接着剤を使用する塗装済みキットは多分これが初めてである。

塗装済みキットに関してはグリーンマックスのカタログで組み立て時のコツなどを以前から見ていたので、「塗装済みキットだからパーツの繋ぎ目が目立たないような配慮がされているんじゃないかなぁ」という淡い期待を持って、塗装済みキットの方を選択したのだが、



パーツの分割状況を見た時にその淡い期待は見事に裏切られた。繋ぎ目がモロに目立つ分割なのでコレならば未塗装キットの方が良かったなぁと思う。

・・・と後悔しても仕方ないので、まずはタッチアップ用塗料を探した。

説明書ではGM塗料2色を調合するように指示があるが、どちらも持っていない色だったので2つ買うと500円程度になる。さらに、後で繋ぎ目をパテ等で消し、全面的に緑の部分を吹き直すつもりなので、調合ではなく似たような1色であった方がエアーブラシを使う上では楽である。

ということで、現物を持っていって探し回った結果、Mr.COLORの「ロシアングリーン(1)」を選択してみた。



上の写真の赤い矢印で示した所がタッチアップした部分であるが、パッと見では判らないぐらい近い色である。但し、実物では半ツヤ(キット)とツヤ消し(塗料)の違いがあるのでそれなりに判りやすい。まぁ、ツヤに関しては後でどうにでもなるので、これで塗料はOKであろう。

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次に台車部分。側板が通常のプラなのに対し、枕バリ等はジュラコンのような素材である。



こういった素材にはプラモデル用の接着剤は使用できないので、説明書では瞬間接着剤を使用するように指示がある。・・・が、接着部分があまりにも小さ過ぎるので、瞬間接着剤では少し触っただけでも多分すぐに剥がれてしまうだろうと思い、エポキシ2液混合接着剤を使用した。今ならば100円ショップでも入手できるので、混合比さえ間違えなければ気軽に扱える。10分で硬化するタイプなので4~5分程度はヘラで練り続け、硬化してきていることを確認してから接着した。

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次はパンタグラフ。キットにもパンタグラフは付いているのだが、華奢というかチャチというか、瞬間接着剤などで固めないと形状すら維持できないようなモノなので、別のパンタグラフを使用した。

メーカーの推奨品はフクシマ模型のPT-52で、コレならば無加工で取り付くらしい。しかし、キットを3000円程度で購入したのに、パンタグラフに3500円程度かけるのも何だかなぁという気がしたので、TOMIXの「HO-P11 PT52J(モ510用:¥1010で購入)を取り寄せてみた。



やはり無加工では取り付かなかったが、車体幅方向に穴を広げれば取り付けられるので、そんなに面倒という程度でもない。ただ、色が白っぽすぎるので、塗装し直す必要があるだろう。

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「MAXモデルのNDC」「アクラスの205系」も組み立てなきゃならんが、とりあえず16.5mmゲージ(馬車軌間:1372mm x 1/80)のままで良い玉電から組み立ててみた。まぁ本来は見たこともない「玉電」ではなく、見慣れた「都電」が欲しいところなんだがね。

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<ついでに:アクラス205系キット>

本日入手したので中身を見てみた。


窓ガラスは1枚ごとにバラバラになっているし、照明用の形状も出来ている。運転台やロングシートも再現されているし、思っていたよりも良さげな感じ。

勘違いしていたのだが、このキットは国鉄時代の205系なのでサハは6枚扉のサハ204ではなく、4枚扉のサハ205なんだねぇ。JRマークや6DOORSマークをどうしようかと思っていたが、必要なくなったので良かった。

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コメント一覧

zio
お久しぶり。

>自分には参考になりましたよ。
おぉ、それは何より。

>アクラスの205も気になりますが、Nゲージ中心の自分にはちょっと高すぎる感がある
確かにGMキットと比べるとかなり高価でKATOの16番完成品客車も買える値段だけど、内装も一応あるし、接着せずに嵌め込む構造がかなり多く後からでもかなりバラせるような構造になっているから、メーカー完成品と同レベルかそれ以上にメンテナンスはし易そうだよ。車体の箱組や屋上・床下機器は接着するけど、屋根全体やクハの顔&運転台周り全てが嵌め込み式になっているのにはちょっと驚いたなぁ。多分照明や方向幕設置のためなのだろうけど。

それに比べてMAXモデルのNDCは・・・・、まぁ鉄道模型メーカーのキットと鉄道模型ショップのキットとで比べたら可哀相というものかな。

>バックマンのPCCトロリーのを力技で流用して安く済ませようとしてたり…
コイツは16.5mmゲージのままで良いので、私も当初はパワトラを使ってみようかなぁと思っていたけど、やっぱり日和りましたよ(笑)。純正の動力車を使っているけど、車体が軽すぎてかなり空転している。メーカーのホームページや説明書ではその辺のことは全く触れてないけど、メーカーの通販ページにはちゃっかりウェイトが売っているんだよね(笑)。車体長の近いKATOのDE10は300g以上ある(私の持っている秤では300gまでしか量れないので)のに、コイツは(全パーツは付いていないけど)110gしかなかったので結構ウェイトは積まないと駄目そうな感じ。

>なんだか自分にはHOは向いてないのかな?
数を多くこなすならば、やはり時間的にも予算的にもNゲージの方がイイでしょうね。歳とるとNゲージの小ささが結構辛くなってくるので、それで移行しているということもあるんだよね(笑)。
t.niwa
こんにちは。

玉電キットはいずれ手を出してみようと思っていたので、塗料とかパンタとか、自分には参考になりましたよ。

アクラスの205も気になりますが、Nゲージ中心の自分にはちょっと高すぎる感があるので、手が出ません…(どうしてもNのキットが〇個は買えるよなぁ…と考えちゃいます)
玉電の動力も、バックマンのPCCトロリーのを力技で流用して安く済ませようとしてたり…(ケチ臭いなぁ)


…なんだか自分にはHOは向いてないのかな?(^^;)
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