<各車一斉にスタート>
ただし、103系と113系は出足が遅すぎるので2列目スタート
<スタート後、出足に勝るE233系0番台がリード>
流石トラブルの多い路線を走る車両は違う(笑)
<E531系と253系が1位、E233系0番台は3位>
しかし、20m(リアルスケールでは3000m)も走ると最高速に勝るE531系と253系が逆転する。
<中段グループもゴール>
4位はE233系1000番台とE231系500番台、6位は201系とE231系近郊形。だがしかし、201系にはドーピング疑惑あり(笑)
(ミスった。E231系500番台は3.0km/h/sだった。通勤タイプの2.5km/h/sにしてしまった。故にE231系500番台はE233系0番台と同じく3位のハズ)
<後方グループもゴール>
7位はE217系、8位は209系。出足は209系の方が良かったが最高速の差で逆転。
<ダントツの最下位争い>
9位は113系、最下位は103系。ここも最高速の差で逆転。
---*---*---*---
ということで、今までVRMではあまり見られなかった車両性能による加速力の違いを再現してみました。
まぁ、最近の車両だと20m走らせても結局あの程度の差しかつかないので、車両性能の差なんて全く気にならないんですが、古い車両(特にSLなんか)だとAutoSpeedCtrlによって最新車両と同じような加速をするのが、どうも違和感がありまして。
そこでスクリプト化してみましたが、これはVRM入道「編成を任意の速度で走らせたい」と同じようなものです。ただ、編成内に加(減)速度性能のパラメータを持っているというだけです。
//----------------------------------------------------------------
//編成用スクリプト
//----------------------------------------------------------------
//変数宣言
Var VarTrainAcceleration
Var VarTrainDeceleration
Var VarTargetSpeed
Var VarUserParameter
//スタート
//加速度設定(単位:km/h/s)
setf VarTrainAcceleration 2.3
//減速度設定(単位:km/h/s)
setf VarTrainDeceleration 4.0
//ユーザー加減速倍率設定(リアル指向なら1.0)
setf VarUserParameter 1.0
//出発
setf VarTargetSpeed 25.0
call this MethodSpeedChange
//メソッド
//速度変更メソッド
BeginFunc MethodSpeedChange
//変数宣言
Var VarTemp
Var VarCurrentSpeed
Var VarTopSpeed
Var VarTime
Var VarTargetVoltage
Var VarAcceleration
//動作判断
GetCurrentSpeed VarCurrentSpeed
cmpeq VarTemp VarTargetSpeed VarCurrentSpeed
ifzero VarTemp
cmp> VarTemp VarTargetSpeed VarCurrentSpeed
if VarTemp
mov VarAcceleration VarTrainAcceleration
else
mov VarAcceleration VarTrainDeceleration
endif
//変移時間算出
mov VarTime VarCurrentSpeed
sub VarTime VarTargetSpeed
abs VarTime VarTime
div VarTime VarAcceleration
mul VarTime 1000
div VarTime VarUserParameter
//目標電圧算出
GetTopSpeed VarTopSpeed
mov VarTargetVoltage VarTargetSpeed
div VarTargetVoltage VarTopSpeed
//速度変更
SetTimerVoltage VarTargetVoltage VarTime
endif
EndFunc
赤い文字の加速度及び減速度の部分に実車のデータを記入します。今回の加速度2.3・減速度4.0というのはE231系近郊形のデータで、単位はkm/h/sを使います。ウィキペディアを見るとこの辺のデータが載っていたりします。
ただ、このデータをそのまま使うと動きがゆっくりとしているのでかなり長い路線が必要になり、巨大レイアウトなら良いかもしれませんが、コンパクトなレイアウトだとあまりうまくありません。そこで「ユーザー加減速倍率設定」というパラメータを準備しました。赤い文字で1.0となっていますが、これが本来の加速度で、2.0にすると2倍の加速度に、3.0にすると3倍の加速度になり、機敏に動作するようになります。
残りの赤い文字25.0というのは、ビューワー起動時に0→25km/hまでで発車するということです。始発駅の構内だとこれぐらいの速度かな?と思ったのですが詳しくは知りません。好きな値にしてください。
ちなみに今回の競争で使ったデータはウィキペディアで調べた下記によるものです。
<103系>
最高速度100km/h
加速度 2.0km/h/s(4M4T編成)
減速度 3.5km/h/s(常用最大)
<201系>
最高速度110km/h ← VRM4だと120km/hになっている
加速度 2.3km/h/s (2M2T,4M4T)
減速度 3.5km/h/s(常用最大)
<113系>
最高速度110km/h
加速度 1.6km/h/s(MT比1:1時)
減速度 3.0km/h/s(常用最大)
<209系>
最高速度110km/h
加速度 2.5km/h/s(4M6T)
減速度 3.5km/h/s(常用最大)
<E217系>
最高速度120km/h
加速度 2.0km/h/s
減速度 4.0km/h/s(常用最大)
<E231系>
最高速度120km/h
加速度 2.3km/h/s(近郊タイプ)
加速度 3.0km/h/s(500番台)
減速度 4.0km/h/s(常用最大)
<E233系>
最高速度120km/h
加速度 3.0km/h/s(0番台)
加速度 2.5km/h/s(1000番台)
減速度 5.0km/h/s(常用最大)
<E531系>
最高速度130km/h
加速度 2.5km/h/s(0番台)
減速度 4.0km/h/s(常用最大)
<253系(N'EX)>
最高速度130km/h
加速度 2.5km/h/s
減速度 100km/h以下の通常圧力時4.0km/h/s
700系新幹線だと加速度1.6km/h/sなんて書いてあったから、これを使うと益々新幹線は使いづらくなりそうな気もします。500系で加速度1.6km/h/sを試すと往復の40m走らせても300km/hに達しないし(笑)。
ちなみに、
<最高速度を110km/hに修正したら201系は8位でした>
---*---*---*---
さて、もう一方の変速用のセンサーはコチラ。
//----------------------------------------------------------------
//速度送出センサー用スクリプト
//----------------------------------------------------------------
//変数宣言
VarTrain ObjTrain
Var VarTargetSpeed
Var SensorEventID
//スタート
//目標速度設定値(単位:km/h)
setf VarTargetSpeed 60.0
//センサーが編成を発見したらメソッドへ
SetEventSensor MethodSensorEvent SensorEventID
//メソッド
//速度送出メソッド
BeginFunc MethodSensorEvent
GetSenseTrain ObjTrain
mov ObjTrain VarTargetSpeed this VarTargetSpeed
call ObjTrain MethodSpeedChange
EndFunc
赤い文字の目標速度設定値(単位:km/h)を変えて使うだけです。制限速度の標識とセットで使うと良いでしょう。但し、これは一方通行の複線用ですな。単線だと方向認識が更に必要でしょう。まぁこの場合、GetDirectionで済むので簡単な話ですが、説明の方が反って大変なので割愛。
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zio
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