私は色々な模型を作ってきたが、樹脂・パテ・木材・紙を素材とすることが主で、実のところ金属モデルは殆ど弄ったことがない。なので、結構手探り状態で進めているから、反ってそちらの方が参考になるのかもしれない。・・・とは言っても、これから扱うのはハンダ付を必要とする本格的な真鍮キットではなく「とて簡」だから、ハンダ付のテクニックを知りたい人は他のブログ等を探して欲しい。
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これは当ブログに1度登場したことのある「DD百式」。時間が経過し、真鍮の輝きが無くなったので、そろそろ塗装してやろうと思った訳ですわ。更に付け加えると、最近エッチングパーツや真鍮線を使っているので、メタルプライマーの効果を確認しておきたいという理由もある。もし塗料の喰い付きが良ければ、わざわざプライマーなんか使いたくないしね。
既に組んでしまったものなので、切り出しやら折り曲げについては省略するが、エッチングバサミ・ペンチ・ヤスリ・ヤットコ・ラジオペンチ等があれば、これといって難しい部分はないだろう。
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さて、まずは汚れ落とし。クレンザー+歯ブラシでゴシゴシ擦ってやると、

結構綺麗になり、金属光沢が復活した。そして乾燥後メタルプライマーを吹く。使用したのはグンゼ産業のヤツ。あぁ今は「グンゼ産業」ではなく「GSIクレオス」か。本格的に真鍮キットを作っている人のブログにて、「GSIクレオスのプライマーは弱くて使い物にならないからマッハ模型のプライマーを使っている」という記事があったのだが、私は飾ることが主であり、手に持ったり走らせたりすることは殆どしないから、プライマーの必要性すら疑っている。なので、検証用としてはGSIクレオスのプライマーで十分である。

実際に吹いてみると少し白っぽくなったように感じるが、プライマー自体は透明だから表面が半ツヤになったことによってそう見えるのだろう。今回はプライマーの必要性の確認なので、外側はプライマーを塗るが内側はプライマーを塗らないでおく。2回吹いた後に乾燥させ、今度は白色下地塗料を吹いた。

これで塗料の剥がれ易さが内外で違いが出るのかどうか。暫く様子を見なければならないが、そのうち答えが出るだろう。・・・と思って眺めていると、

内側に窪みを発見。位置から見て手摺用の穴を開けるためのガイドっぽい。以前組み立てた時には手摺を付ける気など無かったし、金属光沢で目立たなかったのか、全く気が付かなかった。・・・どうするかなぁと悩みつつも結局は、

バラした(笑)。なので、次回は手摺取付編ですな(写真では既に1本付いているけど)。