Rosso Laboratory

VRM雑感(3)

当初予定していた「VRM雑感(3)」はデカくて重い話なので、とりあえず保留してライトな話にすることにしました。

さて、ココではPCのマシンパワー非力自慢が、ココでは逆にパワーアップの自慢が、書かれており、悲喜交々といった感があります。実際にはどれぐらいが平均的なんでしょうね。ココのベンチマークでは30万点なんていう数字も出ていますが、上位陣はオーバークロッカーのPCマニアの話だろうと思うので、実際のVRMユーザーのレベルとはかけ離れていることでしょう。私のPCでは13万7千点ぐらいなのですが、アップデータ4.0.7.1によって速度が低下したことにより、30万点ぐらいのPCが欲しいなぁなんて思っていたりします。

昔、「GIGALIZE」というPCよりも大きいグラフィックアクセラレータがありまして、アキバのPCiNNで見るたびに欲しいなぁと憧れていましたが、お値段は最低スペックで250万円以上。全然話になりません。この前の「バーチャル・リアリティ展」で似たようなものを見つけましたが、「NVIDIA Quadro PLEX」も、お値段200万円~300万円とか。全く意味のない情報となってしまいました(笑)

意味のないままでは仕方がないので、もっと現実的なものに目を向けましょう。
これまた昔、「PC 3DEngine」という3Dグラフィックアクセラレータがありまして、鉄道ゲーム好きの皆さんはご存知かもしれませんが、最初の「A5」がこれ専用でした。「バイオハザード」も専用版が添付されていたので、私は即購入したことを覚えています。このボードにはPowerVRというチップが使われていて、この前何かに搭載されたという記事を見たので滅んだわけではないようですが、PCの世界では既に絶滅しているようです。PowerVR専用3D APIが実装されていたので、結局これが汎用性に乏しかったのでしょう。
 さて、今現在でもこの「PC 3DEngine」のようなコンセプトを持つ物理演算アクセラレータが、ELSA社から出ています。「PHYNITE X100」というものですが、大体この手の製品は3万円前後のお値段です。だからと言って、すぐに飛びついてはいけません。何故ならばVRMはこれに対応していないからです。これも専用のAPIが使われていますから、アイマジック社がこれを使ってVRMを対応させない限り、導入しても全く意味がありません。

まぁ、色々と問題があるかとは思いますが、VRMをこういう物理演算アクセラレータに対応させるのもいいんじゃないかと思いますよ、私は。PCにとって最もキツいのは3DCGとゲームと言われているわけですから、VRMなんてその典型なわけですよ。そもそもグラフィックスワークステーションではない汎用PCでこれをやろうという時点でかなりチャレンジャーなわけで、無謀と言われることにも一理あるのです。ですから、汎用PCを出来るだけグラフィックスワークステーションに近づけるためにも、こういったハードウェアへの対応も視野にいれた方が良いのではないかと思います。光源無制限化は無理としても植生エンジンや水面の表現なんかだと物理演算アクセラレータの効果は大きいと思われますので。(中の人のためにココも紹介しておきましょう)

最後に、グラフィックボードにあまり詳しくない方のために「解説ページ」を紹介しておきます。現在主流の「nVidia」と「ATI」の型番の見方なんかも書いてあるので参考になると思います。とりあえずはこっちを詳しく知っておくことの方が現実的な話でしょうから。

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