makalu山靴の音

日常生活で、山登りで見たことや感じたことを呟きます。

シントク

2018-02-09 16:58:37 | 登山
四年前私たちは、山岳同人シンシアクラブの最初のターゲットは、トムラウシ山に決めた。 

トムラウシを登るには、鈍った体をリメイクする必要があり、私は藻岩山をトレーニングの場所として選んだ。

藻岩山は札幌市の中心から南西の位置にあり、標高が531m。

藻岩山は札幌市民と観光客の行楽地で、展望台とスキー場があり、エゾフクロウやエゾリスが生息している。

都会的な施設と豊かな自然が融合している希少なエリアだ。



<藻岩山山頂>

私たちは集合場所は新得駅前とし、9時におち会った。
登山口には11時ごろに着き、天候は良好で直ぐに登り始めた。

ところがコマドリ沢の手前から、黒い雲が登山口から頂上へ流れ始め、そのうち雨が強く降ってきた。

私たちは登るのは途中でやめて、テントを張り、ビバークする事に決めた。


<コマドリ沢ビバーク>

次の日の朝は、ガスッていた。
しかし午後には天候が持ち直して、
全体的に晴れ上がった。


<コマドリ沢>

コマドリ沢の雪渓の先のルートはお花畑で、沼と容易な岩登りがある、変化に富んだ楽しい山でした。


<トムラウシ山頂>

トムラウシは北海道の分水嶺であり、日本百名山に選ばれた山である。

その為道外からの登山者が多く、山行中に、私たちはいろんな登山者に会った。

60リッター程のザックを軽々と背負い、オプタテシケから縦走してきたメッチェン。

雨の中旭岳から縦走してきた70代、80代の男女混合のお年寄り軍団。

短パン、Tシャツ、ランシューでトレイルランをしている50代のおっさん。

うちのお父ちゃんはあと二つ登れば百名山を征服や、と山頂で大きな声でしゃべってはる関西のおばちゃん。

首から一眼レフカメラを下げ、汗をかき、真っ赤な顔で下山してくるシルバー。

整然と並び、黙々と登る、海外登山をめざしてるっぽい女性登山隊。

下りのトム平では、登ってきた二人の高校生に出会った。

私は彼らにお勧めの山はあるかい、と聞いた。
 
彼らは即座に、二ペソツと答えた。

そこで私たちはシンシアクラブの次のターゲットは、彼らが薦める二ペソツ山に決めた。