makalu山靴の音

日常生活で、山登りで見たことや感じたことを呟きます。

夢は夜ひらく

2018-02-06 20:53:23 | 日記
私が中学生時代の社会科の教師の一人は、成田K先生でした。

彼は古びたA 4版の、彼が学生時代につくったであろうノートをもち、これがあれば授業ができると豪語し、口角泡を飛ばし政治を語っていた。

さて、夢は夜ひらくは、曽根こうめいが感化院で聞いた歌を出所後に、加筆修正してつくったらしい。

1960年代は、藤圭子が彼女の独特な
ハスキーな声で、
圭子の夢は夜ひらくを

十五、十六、十七と
私の人生暗かった
過去はどんなに暗くとも
夢は夜ひらく

と歌った。


青森の怪人、三上寛は、

夢は夜ひらく唄っても
ひらく夢あるじゃなし
まして夜などくるじゃなし 
夢は夜ひらく

と唄った。 

ところで、
私の夢は、いつひらくのだろう。



<黒部峡谷上の廊下立石>

劔岳

2018-02-03 21:09:14 | 日記
四年前の3月末日、会社で仕事をしていると、机の上に置いたガラケーが震えた。道東にいるM君からのメールを受信した。

彼が出張で札幌に来たので、会いたいね、コールだった。

彼とは、18歳の時に、一年間同じ屋根の下で、同じ釜の飯を食った仲だった。



〈5月 別山 後方 劔岳〉


それ以降は、42年の間で彼に会ったのは、二度だった。

一度目は、昼飯を一緒に食べた。

二度目に会ったのが、その何年か後で、その際は立ち話をしただけだった。

だからこれまで会話をした時間は、延べで90分程だった。

それでも私たちは、その日の夕方に会うと、拓郎や陽水を一緒に聞いた昔に直ぐにかえった。

札幌駅前の居酒屋では、焼き鳥を摘まみながら酒を飲んだ。

彼の話を聞くと、彼はリタイア後には、趣味の山登りをするという。

私は、昔々に山登りを趣味にしていた。

そこで、私たちはその年に初めて、夏山を一緒に登る事にした。


彼は、劔岳が登りたいとも言った。

<黒部峡谷奥黒部ヒュッテC/S>

さっぽろ雪まつり

2018-02-01 09:19:01 | 日記
第69回さっぽろ雪まつりが本日よりつどーむ会場で、2月5日より大通会場で開催されます。
昨年は延べで264万人の方々が訪れました。

そこで思い出すのが40数年前に、わたしは友人と大通公園に面したビルの二階のユーハイムで、珈琲を飲んでいた時の事です。

私たちは雪像を見た後で、冷えた体に暖をとっていたのです。


〈涸沢C/S モルゲンロート〉

そこへ一人の女性が颯爽と足早に
入ってきて、窓際の席につきました。

すると私の隣の友人がすくっと席を立ち、彼女の前に歩いていきました。

さらに持っていた雑誌を彼女に差し出しました。

そして彼はサインして下さい、と言った。

彼女は細い白い指でペンをとり、差し出された芸術新潮に、小林麻美と書いた。

当時小林麻美は長い髪、細身のスタイルが人気のアイドルだった。

果たして、今年の雪まつりに彼女はくるのだろうか。


<涸沢C/S モルゲンロート>