らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1602.懐かしの'70年代(女子プロレス・ブーム)

2010-03-26 | 52.The Past
【SINGLE 「かけめぐる青春 c/w 真夜中のひとりごと」】


 小学校の頃、TVのブラウン管の向こう側にはジャイアント馬場、
アントニオ猪木、大木金太郎、吉村道明が悪役レスラーとともに活躍
していました。「プロレスリング」。キックボクシングとともに学校
で流行りました。

 そして、数年後のこと。歌も歌えば、映画にも出演し、コンサート
までやってしまうプロレスラーが登場するのです。主人公は「彼女」。
そうです。「女子プロレスラー」なのです。

 酒、タバコ、そして男禁止

 女子プロレスの最低限のルールです。当時の女子レスラーにはまっ
たく男っ気がありませんでした。会場に観に来るファン層も、95%が
中高生の女の子でした。こんな女子プロレス界にアイドルが誕生しま
した。まず女子プロレスの草分け的存在のマッハ文朱さん。彼女は、
1974年から1976年あたりまで活躍しブームの火着け役になりました。
そして続いて登場したのがあの「ビューティ・ペア」です。

 ビューティ・ペアとは、ジャッキー佐藤さんとマキ上田さんによる
タッグ・チームに付けられたネームです。その由来は、当時田中星児
さんが歌っていた「ビューティフル・サンデー」でした。2人が登場
するやいなや、会場には7色のテープが飛び交います。ド派手なコス
チュームで颯爽とリング登場した2人は「かけめぐる青春」を披露。

 あ・な・た~から(ジャッキー!)
 わ・た~しへ(マキ!)
 わ・た・し~から(ジャッキー!)
 あ・な~たへ(マキ!)

なんて太い声で歌い上げる中、ファンはまさに「涙なみだの麺八珍」
状態だったのです。

 時代は過ぎ、1980年ごろ。ミミ萩原さんが登場しました。なってっ
たって彼女は歌手出身。その細い体はプロレスラーには見えません。
彼女の何倍もの大きさのレスラーに髪の毛を引っ張られながらリング
上を引きづられるさまは、観ていられるものではありませんでした。

 そして1984年。長与千種とライオネス飛鳥の「クラッシュ・ギャル
ズ」が登場します。従来、どちらかといえば「宝塚路線」的であった
女子プロレス界でしたが、クラッシュ・ギャルズは本格的なプロレス
志向で、女子プロレス界に革命をもたらしました。この点を評価した
ファンも少なくなかったかと思います。

 多様化する娯楽の中、興行面からいえばプロレス業界は現在、非常
に厳しい状況にあります。女子プロレス・ブームは再び勃興するので
しょうか。もしも勃興すれば、それは日本の経済面が回復状態にある
のと密接な関係があるのかもしれません。大袈裟ですね。それはさて
おき「女子プロレス・ブーム」。それは1970年代後半から1980年代の
中頃まで確かに日本国内において存在したのです。



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