156．プロジェクト・リーダー

　仕事のハナシで恐縮である。

　「プロジェクト・リーダー」

　期間限定の組織、すなわちプロジェクトで、参加メンバーがひとつ
の目標に向かっている中で、その行方を左右するのは、プロジェクト
リーダーの「大胆さと細心」であると考える。

　「大胆さ」とは、「適時な判断や人を動かす度量」であり、「細心」
とは、「現実を正確に把握する決め細やかで適時な配慮」である。

　この「大胆さ」と「細心」を支えるのがコミュニケーション力を核
とする「人間力」なのであろう。

　どんなことにも共通して言えることだと思うが、少しでも腑に落ち
ないことが発生（それを迅速にキャッチできる「状況や手段」を事前
に作っておくことが重要）した場合、プロジェクト・リーダーとして
いかに迅速に問題点を処理することができるか。結局はこの積み重ね
がプロジェクト成功につながるのであろう。将来の「災い」を発生さ
せないために、それらの「根っこ」を次から次へと断ち切っていく。
「災い」が発生したら是正し、「災い」を発生をさせないために予防
する。いわゆる「リスクマネジメント」である。

　いろいろと考え方はあるが、プロジェクト・リーダの資質に関する
私なりの最新の結論は以下の通りである。

　１．人の痛みがわかる謙虚さ
　２．公平な心
　３．一見茫洋としたプレゼンス