4.PMの育成
第1回はこちら。
第2回はこちら。
第3回はこちら。
「変革」を成功へ導く実践として「PMO」の必要性が提唱されて
いる。確かにPMO機能を組織化し、戦略との整合性を図りながら、
変革の計画を立案し、モニタリング・コントロールの仕組みを確立し
変革を推進し、継続的に変革を推進することは、企業にとって重要で
ある。しかし、「PMO」を実践できる企業が国内でどれだけあるだ
ろうか。わたしは「PMO」を否定しないが、段階があると思ってい
る。
「PMO」を実践する前に、わたしは企業内における「PMの育成」
が急務だと感じている。しかし、多くの企業が経験しているように、
PMの育成は簡単にはいかない。そこでPMを育成する「協力者」が
必要になる。協力者はPMと親密な距離に立ちPMの抱えている問題
を引き出しながら適時に助言するという役割を担うものである。この
役割を担う協力者のことを「PMA」と呼ぶことにする。
「PMA」は、一見「PMO」組織と類似している。しかし根幹が
異なる。「PMO」は組織的対応であるが、「PMA」は個人の対応
である。昨今「属人的なビジネス推進方法」が否定される傾向にある。
しかし物事を総体的にみすぎていないだろうか。人材を育成したり、
企業戦略の根幹を考えていくのは「人」の要素が大きいと思う。だか
ら、そこに差別化の源泉があるのだ。
いいたいことは、距離を置いた対応ではPMは育成できないという
ことだ。また、管理的要素が入り込んでもPMは受身になっていく。
人が成長するためには、その人が主体的に動こうとする意志を妨げる
ことなく、そうすることができる環境をその人に与えることではない
だろうか。
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「変革」を成功へ導く実践として「PMO」の必要性が提唱されて
いる。確かにPMO機能を組織化し、戦略との整合性を図りながら、
変革の計画を立案し、モニタリング・コントロールの仕組みを確立し
変革を推進し、継続的に変革を推進することは、企業にとって重要で
ある。しかし、「PMO」を実践できる企業が国内でどれだけあるだ
ろうか。わたしは「PMO」を否定しないが、段階があると思ってい
る。
「PMO」を実践する前に、わたしは企業内における「PMの育成」
が急務だと感じている。しかし、多くの企業が経験しているように、
PMの育成は簡単にはいかない。そこでPMを育成する「協力者」が
必要になる。協力者はPMと親密な距離に立ちPMの抱えている問題
を引き出しながら適時に助言するという役割を担うものである。この
役割を担う協力者のことを「PMA」と呼ぶことにする。
「PMA」は、一見「PMO」組織と類似している。しかし根幹が
異なる。「PMO」は組織的対応であるが、「PMA」は個人の対応
である。昨今「属人的なビジネス推進方法」が否定される傾向にある。
しかし物事を総体的にみすぎていないだろうか。人材を育成したり、
企業戦略の根幹を考えていくのは「人」の要素が大きいと思う。だか
ら、そこに差別化の源泉があるのだ。
いいたいことは、距離を置いた対応ではPMは育成できないという
ことだ。また、管理的要素が入り込んでもPMは受身になっていく。
人が成長するためには、その人が主体的に動こうとする意志を妨げる
ことなく、そうすることができる環境をその人に与えることではない
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かくいう僕もPMBOK(project management body of knowledge)のマニュアルを手元に持ってます。
問題はマニュアルで対処しきれないこと。
現実はマニュアルの手には負えません。
そこをどうするかですよ。
>問題はマニュアルで対処しきれないこと。
>現実はマニュアルの手には負えません。
>そこをどうするかですよ。
PMの知識があるかたも知識と経験があるかたも
このことは異口同音におっしゃっていますね。
そして具体的な「方法」をいろいろと考案します。
「フレームワーク」「WBS化」による「標準」を
策定し、それをベースに
PM候補者へ「集合教育」や「ワークショップ」・・・
その後
「明日からこのプロジェクトのPMがキミね」
と指名される・・・
そして・・・
今日もどこかでプロジェクトが火を噴く。
わたしも自分の失敗経験をケーススタディとしながら
あれこれと育成方法をを模索中です。
「失敗の裏返しが成功とは限らない」
ことを肝に銘じながら・・・。