らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

2293.ビートルズの命が狙われたコンサート

2012-02-15 | 12.THE BEATLES
 ビートルズのジョン・レノンが1966年 3月 4日、イギリスのイブ
ニング・スタンダード紙にコメントした内容“We're more popular
than Jesus now. ”(オレたちは今やキリストより有名だ)だけが
アメリカでは大々的に取り上げられてしまいました。

 いわゆる「キリスト教舌禍事件」です。この影響は特にアメリカ
南部で深刻な影響を与え、ラジオ曲のDJが公衆の面前でビートル
ズのレコードを焼き討ちにしたり、KKK団から彼らに暗殺予告が
通知されたりしました。
 
 もっとも、ジョンの発言の真意は続くコメントを読めば明白です。
“I don't know which go first, rock and roll or Christianity.”
(ロックンロールとキリスト教、どっちが先に消えるのかオレには
わからないよ)となるわけですが、彼は「キリスト教が消えるのを
危惧してそう言った」とのことです。それでもかなり刺激的な内容
ですね。そんな中でその年の夏、全米ツアーが敢行されたのです。

 1966年 8月19日、メンフィスでこんな事件が起きました。会場の
ミッド・サウス・コロシアムで彼らは昼と夜の2回の公演を行いま
した。事件は夜の部で起こりました。

 1966年のソングリストにならい‘Rock And Roll Music ’‘She's
A Woman ’そして、‘If I Needed Someone ’とコンサートは進み
ます。その途中・・・。ステージに誰かが爆竹を投げ込んだのです。
4人は顔を見合わせました。「誰かが撃たれたのか?」と。観客は
皮肉にも、爆竹が投げ込まれると、まるでそれが演出の花火である
かのように、歓声がさらに高まったといいます。当時コンサートに
参加していたファンは次のように証言しています。

 あのチェリーボムが爆発したときも、ビートルズは
 まったく動じなかった。一音たりとも演奏にはミスが
 なかった。
 4人は怖かったのかもしれない。
 しかし、そのことを表面に出さず、ひたすら演奏していた。
 素晴らしかったね。

 それから14年後。ジョンの非業の最期を思うと、この事件はなん
ともいたたまれない出来事に思えます。


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