らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

2100.PIGGIES

2011-08-06 | 12.THE BEATLES
 ‘Piggies ’。ビートルズのジョージ・ハリスンによるバロック・
スタイルの作品です。小学生の頃、初めて『ホワイト・アルバム』を
手にしたときのこと、何かの曲紹介のパンフレットでこの曲の表記が
「ピッジーズ」になっていました。まだ、英語を学ぶ前だったので、
その表記のまま、覚えてしまいました。ちょうど「ビージーズ(=The
Bee Gees)」というグループもいたので、かなり混乱していました。
「ブタの複数形」だということをかなり後になって知ったものです。

 今回ご紹介するのは、“Esher Demo”です。リリースされたヴァー
ジョンは、ハープシコードが奏でられていたり、オペラ風のコーラス
ありとかなり格調高いアレンジとなっています。やはり、マーティン
先生のアドバイスによるものでしょうか。違います。‘Piggies ’が
レコーディングされた1968年 9月、4人のダラダラレコーディングに
嫌気がさした先生は、職場を放棄(!?)し休暇をとっていたのです。
このアレンジはプロデュースの権限を委譲されたクリス・トーマスの
アイディアによるものでした。ハープシコードも、彼のプレイです。

 余談ですが、このときにジョージが突然、新曲の‘Something ’を
クリス・トーマスに聴かせていたそうです。時間の感覚が麻痺しそう
ですが、“ABBEY ROAD”でリリースされたジョージの「大作」は既に
1968年秋に原型ができあがっていたのです。

 ハナシを戻しましょう。歌詞を聴けば「ブタ」のことを歌っている
のは明白ですね。人間をブタにみたてて痛烈に皮肉っています。歌の
最後のところで出てくる“Bacon ”が“Esher Demo”では“Porkchop”
になっているのが面白いと思いました。





 

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