【SINGLE “HELLO GOODBYE c/w I AM THE WALRUS”The Picture Disc A-side (1987)】
じゃ、今から言う言葉のさかさまを言ってみて
ハロー&グッドバイ
イエス&ノー
ハイ&ロー
ストップ&ゴー
てな感じで単語を並べてさらりとできてしまったのが、ビートルズの
‘Hello Goodbye ’。この頃のポールの作曲の速さはまさに「神業」
である。
1967年10月、ビートルズがこの曲をレコーディングした頃、ちまた
ではプロコルハルムの「青い影」が流行っていた。ビートルズもその
影響を多分に受けたことであろう。実際のところスタジオでポールが
ピアノで「青い影」を弾いたり、ジョンがふざけて「スキュベラ~ァ
ファンダンゴ~ッ」と歌ってみたり・・・。また、‘Blue Jay Way’
のオルガンの音色なんかも、なんとなく「らしい」感じがする。
さて、‘Hello Goodbye ’のキャッチーさは、今さらコメントする
までもない。なんといってもあの「ドレミファソラシド~」のギター
のリフ。「すげ~、コピーできちゃったぜい」なんて、中学校時代に
得意げになったものである。
この曲は、プロモーションフィルムの映像が最高だ。「ペパー」の
色とりどりのコスチュームを身にまとった4人が、愉快で素晴らしい
パフォーマンスを魅せてくれている。リンゴのドラムが巨大になった
かと思えば子ども用のようなキットに変化したり。ジョージがおかま
ちっくになったり。ジョンとポールが激しくツイストを展開したり。
そして、極めつけは冒頭の画像にあるような1967年の「襟なしスーツ」
姿。今回は映像でどうぞ!
それにしても「襟なしスーツ」。これを着用していたのが1963年の
頃だ。当時から4年経過しているとあらば、4人のスリー・サイズも
かなり変化しているはずである。このプロモのために、新調したので
あろうか。
また、この頃のジョンは既にトレードマークである「まるメガネ」
を常に着用しているのだが、このプロモではなぜかはずしているのも
面白い。
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ビートルズの初期のステージ、アメリカ発上陸のワシントンD.C.のライブでやっていた、
"We would like you join in, clap your hands and stamp your feet"というところで足を踏み鳴らすしぐさもあります。
「青い影」!
ああなるほどです。影響、ありそうですね!
>足を踏み鳴らすしぐさ
あのしぐさを初めてのアメリカの舞台で
披露するのですから、恐るべしでしたね♪
特にジョンの振る舞いに
他のメンバーの緊張もほぐれたのではないでしょうか。