【写真:LP『ホワイト・アルバム』(NO.A 182628) 2008年03月02日12時17分撮影】
“SGT, PEPPER'S ”の絢爛さから一転し、1968年に白一色の斬新な
デザインで登場した『ホワイト・アルバム』。しかし、それは単なる
デザインではなかったのだ。大量生産された個々の商品に「シリアル
ナンバー」を与え、それをジャケットにあたかもデザインの一部かの
ごとく表記するという発想に、先進性と芸術性を感じるのである。
“THE BEATLES ”(通称『ホワイト・アルバム』)のジャケット・
デザインの特徴はシリアル・ナンバーの他、“The BEATLES ”の凹凸
型押し、いわゆる“embossing ”加工である。さらに、ジャケットの
内部に付帯されていた2つのもの、「過去の自分たちの写真をコラー
ジュしたポスター」とジョン・ケリーが撮影した「4人のポートレー
ト」が特徴的である。今回はその中で「シリアル・ナンバー」をテー
マとして取り上げてみたい。
上の画像は、らば~そうるが所有している「日本盤」の『ホワイト
アルバム』である。かれこれ30年以上になるだろうか。シリアル・
ナンバーは「№ A 182628 」と表記されている。原則として使用され
るナンバーの重複はなく、レコード会社の整理番号が変わっても(例
えば再販)、初版、第2版、第3版・・・とナンバーは累積される。
全世界においても、ナンバーのユニーク性は保持されていたとされて
いる。世界各国におけるナンバリングの特徴を以下に示す。
国名 表記桁数 表記例 印字方法 備考
イギリス NO.7桁 NO.1234567 印刷
アメリカ A 7桁 A 1234567 印刷
日本 NO.A 7桁 NO.A1234567 印刷
西ドイツ NO. 7桁 NO,1234567 印刷
フランス NO-6桁 NO-1234567 刻印 西独より輸入
イタリア NO-7桁 NO-1234567 刻印 西独より輸入
オランダ 5桁 (12345) 内袋
オランダ2 NO-7桁 NO-1234567 印刷 西独より輸入
南アフリカ NO 4桁 NO 1234 印刷
ブラジル NO-5桁 NO-12345 刻印
アルゼンチン NO-5桁 NO-12345 印刷
ナンバーリングで興味があるのは「個々のナンバーのユニーク性が
果たして保持されているのか」ということである。世界各国別に刻印
されるナンバーの「割り当て」が行われたとされるのだが、実際の運
用において、果たしてそのルールが秩序正しく履行されたのであろう
か。
昨今大流行の「トレーサビリティ」である。しかし、生産工程の製
造記録が、シリアル・ナンバーを含んだデータ・ベースとして蓄積さ
れていなければ、もはや追跡は不可能であろう。
あなたは何番の『ホワイト・アルバム』を所有していますか?
↑If this article is quite good, will you please click?
過去形なのは、10年くらい前に引っ越した際、レコードはすべて処分してしまったからです。
それにしても、シリアルナンバーがあったとは…、今回のご紹介で初めて知りました。
それにしても、レコード~カセットテープ~CDと、何枚(何本?)かのお気に入りは買い換えているのですが、気がついてみると、CDで持っていると思っていたものを、本当は持っていなかったと気付くことが最近多くなってきました。(トシのせい?)
先日も、ジョン・レノンの「ワーキングクラスヒーロー」を買い求めたばかり。
そのCD売り場でジャニス・イアンのベスト版を見て、果たしてCD持ってたっけ?と帰宅し、調べたら持ってなくて、今度買う予定です。
どうでもいいことを書き連ねて申し訳ありません。
それでは、また。
今、同じ曲をCDとレコードで聴き比べたりしています。
ミックスが多少変わっていたりしますが
音が違いますね。温かみというかなんというか・・・。
ジャニス・イアン!
懐かしいですね。「17才の頃」「恋は盲目」など
よく聴きました♪