らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1490.もうビートルズから離れられない~その瞬間

2009-12-04 | 12.THE BEATLES
 人が他人を知り、その人との距離が次第に近くなっていくプロセス
があるのと同様に、ビートルズ・ファンの皆さまには、ビートルズを
知った後のある瞬間に「これはもう離れられなくなった」瞬間がある
かと思われます。

 今回はわたしの場合の「決定的瞬間」についてお話させていただき
ます。ビートルズとの出会いは以前この記事で触れましたので、省略
させていただきます。「ビートルズの音」を直接聴いたのは1970年代
後半のある年の秋のことでした。いわゆる『赤盤』でした。ソング・
リストをざっと見たわたしは「あ。『オール・マイ・ラヴィング』が
ある」と気づきました。当時習っていたエレクトーンの『ビートルズ』
(エレクトーン・コンサート・シリーズ:島田義夫先生編曲)には収
録されていませんでしたが、それ以前にグループ・サウンズの「オッ
クス」がこの曲をライヴでカヴァーしていたので、知っていたのです。
たぶん『テルミー<オックス・オン・ステージ・№1>』なるライヴ
盤LPに収録されたのを聴いたのだと思います。赤松愛さんが、電子
オルガンを弾きながら「クロージョラ~イズ♪」なんて歌っていまし
たね。その音の記憶を思い出しながら、「本家」の音を初めて聴いた
わけです。ショックでした。

 これが本物の音なんだ

 それはそれは衝撃的でした。なんと表現してよいかわかりません。
オックスさんには失礼になりますが、本家をそれは「とてもタイトで
調和がとれていて洗練された感じ」に聴こえたのです。中学校入学前
の時期で英語がわからず、何のことを歌っているのかはまったくわか
りませんでしたが、「ビートルズ」が生み出すメロディやハーモニー
そしてリズムを聴いてとても圧倒されたのです。この瞬間、わたしは
ビートルズから離れられなくなりました。

 『赤盤』を一通り聴いた後、もう1回その場で聴きなおしました。
するともう、わたしにとってそこは「ビートルズ・ワールド」が既に
展開されていたのです。印象に残ったフレーズは数知れません。その
中で‘From Me To You’のヴァーズBのコード「Gm」にはたいへん
驚かされました。その響きを聴いて、未だ行ったこともないのにイギ
リスの牧歌的な風景がわたしの頭の中に広がっていったのです。なん
とも不思議な感覚でした。

 あなたの「決定的瞬間」はどのようなシーンでしょうか。



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2 Comments

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Come Together (タケチャン)
2009-12-11 20:32:20
僕にとっては、Come Togetherの
Shoo!に始まって、
Year~!
に終わる。

あのかっこよさでしょうか。
返信する
みのもんたさん (らば~そうる)
2009-12-13 23:10:36
to:タケチャンさん

むかしむかし、みのもんたさんがパーソナリティだった
文化放送のラジオ番組で
「みのもんたのカムトゥゲザー」というのがありました。

“Shoo!”は
その番組の冒頭で流れ、ハマりました♪
返信する

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