らば~そうる “IN MY LIFE”

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1936.北方領土問題

2011-02-23 | 51.The Present
【「北方領土」(外務省ホームページから引用)】

 昨年の11月 1日、ソ連・ロシアの首脳として初めてメドベージェフ
大統領が北方領土の国後島を訪問したことから、「北方領土問題」の
議論が再燃しました。

 日本とロシアとの間でいまだに未解決であるのが北方領土問題です。
日本政府は、「北方四島は日本固有の領土である」と主張し続けてい
ます。北方四島とは、北海道の根室の北東に並ぶ歯舞・色丹・国後・
択捉の四つの島々のことです。

 日本がこの島々の領有権を主張する根拠は、1855年の日魯通好条約
での取り決めによります。第2条で「択捉までを日本領、その北側の
得撫島と千島列島をロシア領と定めてあった」からです。

 しかしその後、この領有権問題は二転三転、1875年の千島樺太交換
条約によって樺太がロシア領に、そのかわりに千島列島が日本領に変
化しました。その後もポーツマス条約で、樺太南部が日本領になるな
ど、複雑な歴史が展開されています。

 現在日本が問題としているのは、「千島列島」をめぐる解釈です。
ロシアの解釈は「北海道にいちばん近い歯舞は千島列島である」とし
日本の解釈は「1855年の日魯通好条約による択捉と得撫の境目から北」
と主張しています。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、中国、
韓国などはいずれも日本の主張を支持しています。その他の国々は、
基本的に沈黙しています。

 2011年現在、両国とも一歩も譲らず平行線のままです。



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