【Gibson ES-345】
ビートルズが国内で晩秋に行う恒例の「オータム・ツアー」です。
1965年には10日間で 8都市 9会場を訪れました。当時のファンはもち
ろんそうは思っていませんでしたが、このツアーは結果として最後の
国内ツアーになってしまいました。
このツアーでは、ジョージがES-345をメイン・ギターとして使用し
‘If I Needed Someone ’のときに翌年の日本公演でも使用した1965
年製の“360-12”に持ち替えています。このツアー(だけでしょうか)
で「4人」は「ライブ・ヴァージョンの‘Yesterday ’」を演奏して
いますが、その内容は1966年のものとは異なります。伝え聞くところ
によると、ポールがVox のContinental オルガンで弾き語りを披露し
たとのことです。他の3人はどうしていたのでしょうか。同年の 8月
に‘Yesterday ’が『ブラックプール・ナイト・アウト』初めて公衆
の前で演奏されたときのように、ポールの単独パフォーマンスだった
のでしょうか。
それにしても、Vox のContinental オルガンによる‘Yesterday ’。
聴いてみたいですね。
【TIME】
1965.12.03~1965.12.12
【PLACE】
12.03 :Glasgow
12.04 :Newcastle-upon-Tyne
12.05 :Liverpool
12.07 :Manchester
12.08 :Sheffield
12.09 :Birmingham
12.10 :London
12.11 :London
12.12 :Cardiff
【PROGRAMS】
01 I FEEL FINE
02 SHE'S A WOMAN
03 IF I NEEDED SOMEONE
04 ACT NATURALLY
05 NOWHERE MAN
06 BABY'S IN BLACK
07 HELP!
08 WE CAN WORK IT OUT
09 YESTERDAY
10 DAY TRIPPER
11 I'M DOWN
【INSTRUMENTS】
JOHN :Rickenbacker 325JG
PAUL :Höfner 500/1'63
GEORGE:Gibson ES-345
Rickenbacker 360-12
RINGO :Ludwig
ビートルズは国内ツアーに備え、ニールとマルのアパートで簡単な
「リハーサル」を行います。その様子が写真などで出回っていますが
4人(リンゴも!)がスパニッシュ・ギターを抱えていて、「これが
本当にリハーサルなの!?」というようなリハーサルのようでした。
折りしも、“RUBBER SOUL ”のレコーディングが完了した直後という
こともあり、4人はステージよりもスタジオのワークにおける「創造
的可能性」に興味が傾いていたと推察されます。
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つらつらと演奏曲目を見ますと、演奏順はともかくとして
8曲は同じですね。“SHE'S A WOMAN”や“DAY TRIPPER”といった
シングルB面曲を取り上げ続けたあたりは好みなのでしょうか?
ところで一昨日、帰宅途中に高田馬場の中古レコード店へふらりと
寄った際に「ラバー・ソウル」のオデオン赤盤に出くわしました。
価格は3500円、買えば予想外の出費となってしまうので
どうしようかな、とホントに迷ってしまいました。
結果は…
次回は1966年編です♪
ご指摘のとおりほぼいっしょだったのですね。
1966年と1965年12月のツアーの曲。
‘We Can Work It Out’のライヴ・ヴァージョンって
どんな感じだったのでしょうか。
ジョンがVOX のオルガンをハーモニウム代わりに
弾いたのでしょうか。
タンバリンがないのでかなり「間延び」した
感じだったかもしれませんね。
>“SHE'S A WOMAN”や“DAY TRIPPER”
あたりの取り上げは
ポールとジョンのそれぞれの「主張」が
見え隠れしている感があります。
『09.09.09』が話題になっているさなか
「中古レコード店」という響きは新鮮です。
行ってみようかな。あの時代に・・・。