らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1905.幻のプレーオフ制度

2011-01-23 | 23.Baseball
 プロ野球では現在、セ・パ両リーグともに「クライマックスシリー
ズ制度」が導入されていますね。レギュラー・シーズンを戦った後、
さらに日本シリーズ出場チームを決めるためのシステムです。

 その昔、パ・リーグでは「プレーオフ制度」がありました。その中
でももっとも記憶に残っているのは1973年から1982年まで実施された
「2シーズン制」でしょうか。レギュラー・シーズン(当時 130試合)
を前期と後期に分け各々の勝者が5試合制でリーグ優勝と日本シリー
ズへの進出を競うものでした。昭和40年代の後半、集客人数に翳りが
出ていたパ・リーグの起死回生策として話題になりました。

 さて、1983年以降パ・リーグは1シーズン制に戻り、現在に至って
います。プレーオフ制度も2004年に異なる型式で登場するまでは採用
されていないと思っていました。しかし、そうではなかったのですね。

 実は、1シーズン制が復活した1983年から1985年まで「幻のプレー
オフ制度」が存在していたのです。これは、レギュラー・シーズンを
戦い抜いた結果、1位と2位のチームのゲーム差が5ゲーム差に接近
した場合、最大5試合のプレーオフを行うものでした。従って、この
3年間はいわば「変則1シーズン制」を採用したといえるでしょう。
勝率はそのプレーオフ開催分を合わせたもので計算されることになっ
ていました。

 ところが、この3年間は各シーズンの優勝チーム(1983年西武、19
84年阪急、1985年西武)が2位以下を大きく引き離し独走態勢で優勝
したため、プレーオフは開催されませんでした。これが「幻のプレー
オフ」といわれる所以です。

 統一球が使用される今年のプロ野球。過去にストライク・ゾーンの
変更など、いろいろな試みがなされてきました。今回の「用品に関す
るルール変更」が実際のゲームにどのように作用されるか、注目して
みたいと思います。



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2 Comments

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6月のハラハラドキドキ (mensurazoirri)
2011-01-31 23:23:44
今からでは考えらませんね。

前期優勝がかかったチーム、それも19年ぶりに優
勝するかも!
一方でベテラン中心のチームであり、これを逃したら今度いつ
優勝できるかわからない不安も大いにありました。

ある意味で前後期制の興業形態にまんまと嵌っていたわけですが、
仮に“あの年”が普通に130試合通算勝率で判断されるならば
われわれは2位で、数々のドラマはありませんでした…
返信する
けっこう面白いシステムでした (らば~そうる)
2011-02-06 18:41:01
to:mensurazoirriさん

ライオンズ・ファンとしてこのシステムを楽しめたのは

1980年後期
1981年前期
1982年前期(優勝)

でした。

特に1980年では10月8日のバファローズ戦に参戦。
タイロンが本塁打をかっ飛ばしたものの1-5で
敗戦。Vはバファローズに。

変則日程で、同一カード4連戦というのもありましたね。
返信する

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