【SINGLE 「ブルー・ライト・ヨコハマ c/w 明日より永遠に」】
1950年代から1960年代の「ヨコハマ」は「ブルー・ライト」一色で
した。GIにナイトクラブにGSに、そしてバー・・・。ザキ(伊勢
佐木)のネオンもとっても怪しげ。それが本当のヨコハマの魅力です。
いしだあゆみさんが1968年12月にリリースした「ブルー・ライト・
ヨコハマ」は、そんなわけで(関係ない!)1969年に大ヒットとなり
ました。この曲を聴く度に思い出すのが、当時の人気歌謡番組『夜の
ヒットスタジオ』です。この番組に「恋人選び」という名物コーナー
がありました。毎回ゲストの一人を選び「コンピューター」で相性の
よい「恋人」を選出するというものです。
ある日、このコーナーにいしだあゆみさんが選ばれ出演したのです。
アナタ ノ イチバン スキナ イロ ハ ナンデスカ?
・・・と怪しげな質問が続き、いしださんが次から次へと回答します。
そして、いよいよ・・・。
アナタ ニ ピッタリ ノ コイビト
スグニモ ケッコン シナサイ
ソノ ヒト ノ ナ ハ・・・
モリ シンイチ!
その瞬間、いしださんは号泣。というよりも、コイビトの名を呼ば
れる少し前からシクシクしていたのです。もう、わんわんと号泣する
中で唄うは、そうです。「ブルー・ライト・ヨコハマ」。まるで歌謡
大賞でも受賞したかのように、泣きながら唄ういしださんに小川知子
さんや中村晃子さんが加わり、場は突如として「三人泣き歌大会」に
変貌したのでした。
あれから10数年後、わたしは某予備校で現代国語の授業を受講して
いました。講師が
ブルー・ライト・ヨコハマ。
あれは「ブルー」だから歌になったのです。「オレンジ」ではだめ。
やはり「ブルー」でなきゃ。
・・・とわかったようなわかんないような、面白い授業を展開して
いました。
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