ビートルズの記念すべきファースト・アルバムの話題です。本国の
イギリス、いわゆるUK盤では“PLEASE PLEASE ME”でした。現在、
UK盤がいわゆる「標準」として、1980年代後半にCD化されました
(最近では「US盤の復刻CD化」なんていう企画や、「CDリマス
ター企画」が世界的な衝撃となっていますが・・・大袈裟)。
しかし、1960年代にリアルタイムでビートルズとともに時空を共有
したファンは、それぞれの国の編集盤により、ビートルズとの関係を
深めていきました。ここでUS盤とJP盤の「ファースト・アルバム」
を確認してみることにしましょう。
【US盤 “MEET THE BEATLES”1964.01.20リリース】
A-01 I WANT TO HOLD YOUR HAND
A-02 I SAW HER STANDING THERE
A-03 THIS BOY
A-04 IT WON'T BE LONG
A-05 ALL I'VE GOT TO DO
A-06 ALL MY LOVING
B-01 DON'T BOTHER ME
B-02 LITTLE CHILD
B-03 TILL THERE WAS YOU
B-04 HOLD ME TIGHT
B-05 I WANNA BE YOUR MAN
B-06 NOT A SECOND TIME
【JP盤 『ビートルズ!』1964.04.05リリース】
A-01 抱きしめたい
A-02 シー・ラヴズ・ユー
A-03 フロム・ミー・トゥ・ユー
A-04 ツイスト・アンド・シャウト
A-05 ラヴ・ミー・ドゥ
A-06 ベイピー・イッツ・ユー
A-07 ドント・バザー・ミー
B-01 プリーズ・プリーズ・ミー
B-02 アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
B-03 P.S.アイ・ラヴ・ユー
B-04 リトル・チャイルド
B-05 オール・マイ・ラヴィング
B-06 ホールド・ミー・タイト
B-07 プリーズ・ミスター・ポストマン
いかがでしょうか。US盤・JP盤いずれも、冒頭に“I Want To
Hold Your Hand”をもってきていますね。アメリカでは厳密にいえば
ヴィー・ジェイからリリースされた“INTRODUCING THE BEATLES ”が
「ファースト・アルバム」になるのでしょう。しかしそこのところは
「天下のキャピトル様」からリリースされたレコードがアメリカでは
スタンダードとなっていますので、“MEET THE BEATLES”でいきたい
と思います。実際のところは版権等の問題があったため、キャピトル
としては冒頭にもってくる曲を“I Want To Hold Your Hand”とせざ
るをえなかったと思いますが、結果的にそれが大成功となったのでは
ないでしょうか。
JP盤の『ビートルズ!』(久々にカタカナで曲を表現したら違和
感がありましたが)については、「これって当時のベスト盤?」とも
思える選曲です。アメリカと異なり、14曲も入っていますしね。東芝
にはキャピトルのような版権の制約もなかったため、UK盤“PLEASE
PLEASE ME ”“WITH THE BEATLES”からの選曲数もバランスがとれて
とれています(偶然かもしれませんが)。
当時のアメリカと日本のビートルズ・ファンにとっての「はじめの
一歩」は、やはり“I Want To Hold Your Hand”であり「抱きしめた
い」だったのですね。アメリカの場合は、キャピトルが最初のうちは
ビートルズの才能と商品性を看破できなかったための結果だったわけ
ですが、歴史とは本当に面白いものです。“MEET THE BEATLES! ”の
リリース直後の2月に最初のアメリカ公演が行われたわけで、まさに
「グッド・タイミング」だったのです。
↑If this article is quite good, will you please click?
イギリス、いわゆるUK盤では“PLEASE PLEASE ME”でした。現在、
UK盤がいわゆる「標準」として、1980年代後半にCD化されました
(最近では「US盤の復刻CD化」なんていう企画や、「CDリマス
ター企画」が世界的な衝撃となっていますが・・・大袈裟)。
しかし、1960年代にリアルタイムでビートルズとともに時空を共有
したファンは、それぞれの国の編集盤により、ビートルズとの関係を
深めていきました。ここでUS盤とJP盤の「ファースト・アルバム」
を確認してみることにしましょう。
US盤 “MEET THE BEATLES”
【US盤 “MEET THE BEATLES”1964.01.20リリース】
A-01 I WANT TO HOLD YOUR HAND
A-02 I SAW HER STANDING THERE
A-03 THIS BOY
A-04 IT WON'T BE LONG
A-05 ALL I'VE GOT TO DO
A-06 ALL MY LOVING
B-01 DON'T BOTHER ME
B-02 LITTLE CHILD
B-03 TILL THERE WAS YOU
B-04 HOLD ME TIGHT
B-05 I WANNA BE YOUR MAN
B-06 NOT A SECOND TIME
JP盤 『ビートルズ!』
【JP盤 『ビートルズ!』1964.04.05リリース】
A-01 抱きしめたい
A-02 シー・ラヴズ・ユー
A-03 フロム・ミー・トゥ・ユー
A-04 ツイスト・アンド・シャウト
A-05 ラヴ・ミー・ドゥ
A-06 ベイピー・イッツ・ユー
A-07 ドント・バザー・ミー
B-01 プリーズ・プリーズ・ミー
B-02 アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
B-03 P.S.アイ・ラヴ・ユー
B-04 リトル・チャイルド
B-05 オール・マイ・ラヴィング
B-06 ホールド・ミー・タイト
B-07 プリーズ・ミスター・ポストマン
いかがでしょうか。US盤・JP盤いずれも、冒頭に“I Want To
Hold Your Hand”をもってきていますね。アメリカでは厳密にいえば
ヴィー・ジェイからリリースされた“INTRODUCING THE BEATLES ”が
「ファースト・アルバム」になるのでしょう。しかしそこのところは
「天下のキャピトル様」からリリースされたレコードがアメリカでは
スタンダードとなっていますので、“MEET THE BEATLES”でいきたい
と思います。実際のところは版権等の問題があったため、キャピトル
としては冒頭にもってくる曲を“I Want To Hold Your Hand”とせざ
るをえなかったと思いますが、結果的にそれが大成功となったのでは
ないでしょうか。
JP盤の『ビートルズ!』(久々にカタカナで曲を表現したら違和
感がありましたが)については、「これって当時のベスト盤?」とも
思える選曲です。アメリカと異なり、14曲も入っていますしね。東芝
にはキャピトルのような版権の制約もなかったため、UK盤“PLEASE
PLEASE ME ”“WITH THE BEATLES”からの選曲数もバランスがとれて
とれています(偶然かもしれませんが)。
当時のアメリカと日本のビートルズ・ファンにとっての「はじめの
一歩」は、やはり“I Want To Hold Your Hand”であり「抱きしめた
い」だったのですね。アメリカの場合は、キャピトルが最初のうちは
ビートルズの才能と商品性を看破できなかったための結果だったわけ
ですが、歴史とは本当に面白いものです。“MEET THE BEATLES! ”の
リリース直後の2月に最初のアメリカ公演が行われたわけで、まさに
「グッド・タイミング」だったのです。
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