【写真:支笏湖畔から樽前山(左)と風不死岳(右)を望む 2010年08月02日05時22分撮影】
昨年の北海道の旅。苫小牧から国道 276号線を北上し支笏湖へ向う。
丸山、モラップあたりに大好きな白樺林があったが2002年の台風以来
すっかり景観が変わってしまった。
支笏湖の東側、紋別岳の麓のあたりでいつもの通り車を停め朝食を
採る。早朝の静けさの中での贅沢な時間だ。南西には樽前山と風不死
岳、西北には恵庭岳が視界に入る。清々しい風景だ。
今から26年前の1984年の夏、初めて支笏湖を訪れた。いや、と言う
よりは初めて北海道を訪れた。その時は、どんなルートを経てこの地
に辿りついたのだろう。時刻は夕方だったかと記憶する。夏の暑さが
印象的だった。
苫小牧から国道36号線を白老方面に向って走り、登別、オロフレ峠
を経由し洞爺湖に到着する。昼ごろだったか。そこから国道 230号線
を北上し喜茂別へ。そして・・・。右折し国道 276号線に入る。今や
完全なアスファルト道路であるが、その頃は未舗装であった。ジャリ
ダートを赤いアコードが進んでいく。夏の陽射しの中、前の車の埃を
全身に浴びながら・・・。
美笛峠あたりはどうだったかな。今や見事な道路に変身しているが
当時は左へ右へハンドルを切りながらダートの中をゆるゆると登って
いった。
陽が西へ傾いた頃、支笏湖に辿りつく。「支笏湖畔道路」。持って
いた地図では、今の国道 453号線の湖畔区間が有料道路と表示されて
いたがフリーであった。料金所の跡があったかもしれない。ずいぶん
記憶も薄れたものだ。
1984年の夏、そして2010年の夏・・・。
気がついたら時が過ぎていた・・・。
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