【写真:札幌ドームのスコアボード 2005年09月19日15時49分撮影】
★この写真と記事内容は直接関係がありません。
2010年ペナントレースも正念場の夏場が過ぎた。しかし、猛暑
が続く日本列島と同様に、パ・セ両リーグとも激しい首位攻防が展開
されている。
例によって私の順位予想を振り返ってみよう。(→№1595の記事参照)
■予想順位
1.北海道日本ハムファイターズ
2.福岡ソフトバンクホークス
3.埼玉西武ライオンズ
4.オリックスバファローズ
5.千葉ロッテマリーンズ
6.東北楽天ゴールデンイーグルス
8月31日終了時点の順位は以下の通りである。
■順位(2010.08.31時点)
勝差 9月
1.福岡ソフトバンクホークス 66勝53敗 5分 - →
2.埼玉西武ライオンズ 66勝56敗 1分 1.5 ↓
3.千葉ロッテマリーンズ 64勝55敗 2分 2.0 ↑
4.オリックスバファローズ 60勝58敗 4分 5.5 ↑
5.北海道日本ハムファイターズ 59勝59敗 3分 6.5 ↑
6.東北楽天ゴールデンイーグルス 52勝64敗 3分 12.5 →
■解説
やはり消耗戦となった8月。どのチームもトータル的には5割近い
成績で終えた。ほとんど「惑星直列」の状態である。
■8月の成績
1.千葉ロッテマリーンズ 14勝12敗 0分
2.北海道日本ハムファイターズ 12勝11敗 1分
3.埼玉西武ライオンズ 12勝12敗 1分
4.福岡ソフトバンクホークス 11勝12敗 2分
4.オリックスバファローズ 11勝12敗 3分
4.東北楽天ゴールデンイーグルス 11勝12敗 1分
勝負事の「流れ」というものは本当に怖い。ベースボールの場合は
「一球の怖さ」であろうか。上旬に「6連勝」となり「マジック点灯」
寸前までいったライオンズが、ファイターズ戦の飯山選手のあの起死
回生の本塁打で暗転した。飯山選手は今年の第1号。9回裏2死で、
カウントが0ボール2ストライクの状況であった。その後7連敗した
ライオンズは確実に流れをつかみそこなった結果となった。この間、
ホークスとマリーンズが投手陣の調子を維持しながら上位をキープ。
ファイターズとバファローズも追撃態勢を整える。イーグルスはやや
苦しくなった印象だ。
■9月の展望
やはり投手陣の出来が残り20試合の趨勢に影響を与えるであろう。
投手陣の成績を評価する指標のひとつに、「チーム防御率」がある。
ちなみに、8月終了時点のチーム防御率は以下の通り。
■チーム防御率
1.北海道日本ハムファイターズ 3.72
2.東北楽天ゴールデンイーグルス 3.81
3.福岡ソフトバンクホークス 3.93
4.千葉ロッテマリーンズ 4.07
4.オリックスバファローズ 4.07
6.埼玉西武ライオンズ 4.14
投手陣には先発、中継ぎ、そして、セットアッパーとクローザーで
構成される。チーム防御率は、そのチームの投手陣全体の数字であり
各役割毎の数字までは見えない。さらに役割毎の数字を追っていくと
そのチームの実情が見えてくる。しかし、鋭いファンは数字ではなく
感覚で状況がわかるものだ。例えば、「先発は芳しくないが中継ぎが
抜群」といった具合である。今後、結果として表れる「チーム防御率」
をよくし、かつ投打のバランスがこの時期にかみ合ったチームがCS
に進出するだろう。優勝チームははっきり言ってわからない。しかし
少なくともチーム防御率が最下位のチームが優勝するのはないだろう。
(2001年の大阪近鉄バファローズはチーム打率が1位であり、チーム
防御率の悪さをカバーした。)
それにしても、現時点でのホークスの引分「5」というのは、最終
段階でよい方向に大きく影響しそうだ。
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