544．プロ野球観戦記（Ｌ×Ｂｓ：グッドウィルドーム）

【写真：ライオンズvsバファローズ　試合開始前 2007年05月02日17時57分撮影】

　ゴールデン・ウィーク谷間の出勤日。仕事が終わり埼玉県所沢市の
グッドウィルドームへ野球観戦に出かけました。いろいろとお誘いが
あったのですが、このイベントはかねてからお付き合いのあるお客様
との約束事でしたので、ご容赦を・・・。

　かつては西武池袋沿線に住んでいたこともあって、電車から見える
風景の変貌に、ただただ驚くばかり。球場までの束の間の時間、感慨
に耽っていました。

西武球場前駅

　「西武球場前駅」に到着します。ライオンズが1978年のシーズン後
福岡から所沢に移転した際、「狭山湖駅」から名称が変更されました。
その後、球場名は時代とともに変遷してきましたが、駅名は「不変」
のようです。都心から約１時間。この時間を「長い」とみるか「短い」
と見るかは、微妙なところでしょう。昨今、ライオンズ主催ゲームの
観客動員数が減少傾向であるために、その原因が「立地条件」である
と特定した上で、本拠地移転がひとつの解決策であるとファンの間で
議論されているようです。しかし、移転のハナシをする前に、もっと
もっと大事な問題があるような気がします。少なくともわたしがこの
球場に「通って」いた頃は、よくお客様が入っていましたから。

本日の先発メンバー

　さて、本日のライオンズの先発投手は河原投手です。右ひざ前十字
じん帯の手術を経て、１年８ヶ月ぶりの一軍登板です。試合前のミー
ティングで伊東監督が「先発が久しぶりの投手だから打線で盛り上げ
ていこう」と檄を飛ばした効果が出て、４回裏終了時点で、８－２の
願ってもない展開となりました。しかし、「あと１回、あと一人」で
勝利投手の権利を得るという場面でバファローズ打線に痛打されます。
あえなく降板・・・。なんとも無情です。しかし、情を捨てて冷静に
現実をみてみると、初回からストレートは 140Ｋｍを計測してはいる
ものの、球が浮き、バファローズ打線にことごとく芯で捕らえられて
いました。日程の関係で河原投手は、直ちに登録抹消となりました。
伊東監督が「配球の工夫も必要だった」とコメントしていることから
再度の復帰があると思います。ギッセル・グラマンの両外国人投手が
不安定な現状だけに、十分チャンスはありますよ。

ライオンズ・河原投手の雄姿

　それにしても、バファローズのラロッカ選手がもっか絶好調。この
日もスイングが鋭く、いとも簡単に打球を遠くへ飛ばしていました。
本日は、外国人選手の「揃い踏み」を観ることができました。バファ
ローズのラロッカ選手、ローズ選手、そしてライオンズのリーファー
選手・カブレラ選手です。特にリーファー選手の本塁打は、初回２死
からの連打で先制点をとった後の「追撃」となる３ランだったので、
ライオンズがこのゲームの主導権を握るインパクトある一打になりま
した。このゲーム展開の影響なのか、売り子さんがニコニコ顔で話を
してくれました。なんでも昨日の試合が 7,000人台で、かなり厳しい
売上だったそうですが、本日は・・・。

ライオンズ勝利の瞬間！

　ゲームは、乱打戦となり１１－８でライオンズが制しました。ヒー
ロー・インタビューはバファローズの追撃ムードを断ち切る適時打を
放った大島選手とその巧打を呼び込む三者凡退の抑えをした三井投手
でした。ライオンズ選手のインタビューの応対は、タイガースの選手
と比較すると「真面目で地味な」応対だと感じていましたが、この日
は・・・。様子が少し違ったようです。

　大島選手：
　「名前が呼ばれて、ワーッと言われるのがとてもうれしいです。」
　三井投手：
　「名前が呼ばれて、ワーッと言ってもらえるように頑張ります。」

　お～、最初の「つかみ」もＯＫで、後に続く応対者がそれをつない
でいるじゃん。笑いもとれていたし、なかなかよかったですよ。

ヒーローインタビューのライオンズ大島選手（左）と三井投手（右）

【スコアテーブル】

2007.05.02（水） グッドウィルドーム　対オリックス７回戦　

Ｂｓ　０１０　１４０　００２　｜　８
Ｌ　　４０３　１００　３０Ｘ　｜１１

Ｂｕｆｆａｌｏｅｓ１　２　３　４　５　６　７　８　９
（８）　大西　　　三振　　三振　　中安三振　　　　右安
（７）　村松　　　中飛　　　　中安右３　　三振　　左安
（５）　ラロッカ　右飛　　　　左安左本　　一飛　　左２　　
（ＤＨ）ローズ　　　　右本　　三振右安　　三振　　三振
（３）　北川　　　　　左飛　　中安遊ゴ　　　　四球二ゴ
（９）　下山　　　　　左飛　　遊併　　右安　　左２三ゴ
（６）　大引　　　　　二直　　　　左安右安　　投直
（２）　日高　　　　　　　二ゴ　　二ゴ一犠　　左飛
（４）　森山　　　　　　　投ゴ　　投ゴ投ゴ　　
　Ｈ４　後藤　　　　　　　　　　　　　　　　　遊飛

Ｌｉｏｎｓ　　　　１　２　３　４　５　６　７　８
（４）　石井義　　三振三ゴ　　三振二ゴ
　Ｈ　　中村
　Ｈ　　大島　　　　　　　　　　　　　　　左２
　４　　黒瀬
（８）　福地　　　遊ゴ二ゴ　　中安　　左安中飛　　　
（６）　中島　　　左安　　四球中安　　三振右安　　　　　　
（３）　カブレラ　中安　　中本四球　　右２四球
（７）　和田　　　右安　　右飛三併　　敬遠左安
（ＤＨ）リーファー中本　　左飛　　右飛右飛　　中飛
（９）　ＧＧ佐藤　一邪　　左本　　三安　　中安三振
（２）　細川　　　　　一安遊ゴ　　三ゴ　　捕邪投ゴ
（５）　平尾　　　　　三振　　右２右安　　四球

勝利投手：Ｌ　　三井（３勝０敗）
敗戦投手：Ｂｓ　川越（２勝３敗）
本塁打　：Ｌ　　リーファー５号
　　　　　Ｂｓ　ローズ１０号
　　　　　Ｌ　　カブレラ６号
　　　　　Ｌ　　ＧＧ佐藤７号
　　　　　Ｂｓ　ラロッカ１０号
失策　　：Ｂｓ　大西（１回）
盗塁死　：Ｌ　　福地（６回）
走塁死　：Ｌ　　中島（７回）
審判　　：　　　東（球），秋村・柳田・津川（塁）
試合時間：　　　３時間３１分
観衆　　：　　　12,508人

　所沢を22時くらいに後にして、家路につきました。到着時刻は日付
をまたがり、夜中の１時すぎ・・・。しかし不思議なもので、あまり
「距離」を感じませんでした。

【追伸】

　３日のゲームも打線好調。０－５からの逆転で１５－６と圧勝しま
した。今シーズンの対バファローズ戦、２回めのスウィープです。


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