1269．トレーニーとトレーナー

　４月。未曾有の不況と言われる中ですが、多くの新入社員が希望と
不安を胸に街中を闊歩しています。新緑の木立とともにフレッシュな
季節ですね。

　新入社員は企業内の研修を受けた後、各部門へ配属されます。その
配属先では、トレーニーとしてトレーナーの指導の下、ビジネスの中
に揉まれていきます。

　このトレーニーとトレーナーが「ひとつの時間と場」を共有するの
です。わたしの場合やわたしの周りでも、今までいろいろなケースを
見てきました。ここではこれ以上深いことは書かないことにします。
しかし、ひと言だけお許しください。それはその共有が

　社会人としての人間関係形成の修練の場

だということです。

　「もちろん、トレーニーにとってですよね？」

　「いいえ、それだけとも限りませんよ。
　　ひょっとするとトレーナーにとってかもしれません。」



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