1311．競泳用水着とボウリングの用具・設備

　競泳で「水着」が話題になっている。公認されていない水着を着用
し競技に望み「世界新記録」を出した選手が、かかる理由で認められ
なかったというではないか。

　どの競技でも「用具」「設備」での規格がある。そのハナシを聞き
普段自分が関与している競技ボウリングを思い出した。一概に比較は
できないが、ボウリングの用具も科学技術の進歩により、1970年代の
用具・設備と現在では「隔世の感」がある。ボールの素材、シューズ
の機能、そしてレーンの素材とコンディショニング・マシンなどなど。

　信じられないようなボールのリアクションにより、ストライク発生
確率が飛躍的に向上した結果、ハウス・トーナメントの大会でも今や
250 点以上のスコアを連発しないと優勝できない。これはこれでいい
だろう。しかし、何かが違う気もする。これくらいに留めておこう。

　さて、競泳水着のハナシに戻ろう。競泳は、その大会の競技に勝つ
ことを目指しながら、各選手が自分の持つレベルに照準を当てた最高
記録の更新を目指していく。そのために、普段から絶え間なくトレー
ニングと練習を重ねている。「やはり水着によって記録が大きく左右
されるのだな」ということだけがクローズ・アップされて欲しくない
と思う。



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