【写真:JBC第三種審判員の腕章 2007年05月05日00時42分撮影】
先日、ボウリング場で練習していると、こんな会話が聞こえてきま
した。
「ボウリングで1ゲームの最高得点は何点かわかるかい?」
「300点に決まってんじゃんかよぉ~」
「お。わかってんじゃん!」
いわゆる「パーフェクト・ゲーム」というやつです。スコア表記を
以下に示します。
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|1 |2 |3 |4 |5 |6 |7 |8 |9 |10 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |><><><|
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|30 |60 |90 |120 |150 |180 |210 |240 |270 |300 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
12回の「><」(ストライク)がキレイに並んでいますね。ボウリ
ングをしている人ならば、誰もが憧れ、チャレンジします。
「じゃ、1回だけ9本スペアの場合は何点になるのかな?」
「279点! あれっ? え~と・・・他にもあったよな~」
さあ、皆様もご一緒にお考えになってみてくださいね。「1回だけ
9本スペアといっても、次のケースが考えられますよ。
ケース1:
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|1 |2 |3 |4 |5 |6 |7 |8 |9 |10 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|9/|>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |><><><|
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
| | | | | | | | | | |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
ケース2:
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|1 |2 |3 |4 |5 |6 |7 |8 |9 |10 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |><9/|
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
| | | | | | | | | | |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
ケース3:
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|1 |2 |3 |4 |5 |6 |7 |8 |9 |10 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|>< |9/|>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |><><><|
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
| | | | | | | | | | |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
ケース4:
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|1 |2 |3 |4 |5 |6 |7 |8 |9 |10 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|>< |>< |9/|>< |>< |>< |>< |>< |>< |><><><|
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
| | | | | | | | | | |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
さて。答えは・・・以下のとおりです!
ケース1:
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|1 |2 |3 |4 |5 |6 |7 |8 |9 |10 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|9/|>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |><><><|
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|20 |50 |80 |110 |140 |170 |200 |230 |260 |290 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
ケース2:
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|1 |2 |3 |4 |5 |6 |7 |8 |9 |10 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |><9/|
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|30 |60 |90 |120 |150 |180 |210 |240 |269 |289 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
ケース3:
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|1 |2 |3 |4 |5 |6 |7 |8 |9 |10 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|>< |9/|>< |>< |>< |>< |>< |>< |>< |><><><|
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|20 |40 |70 |100 |130 |160 |190 |220 |250 |280 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
ケース4:
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|1 |2 |3 |4 |5 |6 |7 |8 |9 |10 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|>< |>< |9/|>< |>< |>< |>< |>< |>< |><><><|
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
|29 |49 |69 |99 |129 |159 |189 |219 |249 |279 |
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+---+
「え”っ、なんで点が違うの~???」
そこがボウリングの面白さなんですね。ドラマです。ボウリングの
スコアの算出方法を考案し決めた人は、すごい人だと思います。
◇◆◇
ボウリングのスコアは、最近のボウリング場ではほとんど「オート
マティック・スコアラー」が備え付けられていて、「自動計算」して
くれます。しかし、ひと昔前は、ゲーム申し込みと同時にスコア用紙
をフロントでもらい、ボウラーが手書きで記入していました。
「スコアの計算方法なんてわからないよん」というあなた。以下に
簡単に計算できる「コツ」を2つだけ教えちゃいます。これで十分♪
1.投球フレームが「スペア」の場合
そのフレームにて「2回」の投球でピンを10本倒しているので
「スペア特典」が与えられます。続く「1回分の投球で倒したピン
の数」を加算することができます。
※続く1回の投球結果でその投球フレームのスコアが確定します。
2.投球フレームが「ストライク」の場合
そのフレームにて「1回」の投球でピンを10本倒しているので
「ストライク特典」が与えられます。続く「2回分の投球で倒した
ピンの数」を加算することができます。
※続く2回の投球結果でその投球フレームのスコアが確定します。
↑If this article is quite good, will you please click?
単発のストライクは、所詮スペアと等価値なのです。
なので、友人には
ストライクを連発する実力がないうちはスペアボウリングに徹した方がスコアが出るよ、と
口酸っぱく教えています。
閉鎖,閉館・・・。つらい響きですね。
首都圏でもボウリング場の閉鎖があいついでいます。
そこにいた会員さんは最寄のセンターへ
引っ越すわけでして、その先で新たな人間関係を
築きあげていくのです。
統廃合・・・ここにも。
10フレームも考え方は本文の「特典」の考え方を
そのまま適用できます。
2投めでスペアを取ったらあと1投(10フレ第3投)で
スコア確定。
1投めでストライクを取ったらあと2投(10フレ第2・3投)で
スコア確定。
わかりにくいかもしれませんね・・・(^^:
「スペア・ボウリング」という言葉は熟されていますが
「ストライク・ボウリング」って
新語の世界ですね。
まだまだストライク・ボウリングをする域に達していないので(^^;;
そういえば、
ワタシが現役だったころ、
サークル員が「もうひとつの方法で」290点をマークしたことがありました。
そうなのです。だから新語の世界。
熟されていませんよね。
290のもうひとつの方法は・・・
11連発の後
10フレ3投めに「G」か「F」でしょう。
まあ、普通は「G」ですか・・・しょぼ~ん♪